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18歳以上ですか?
5にしおりをはさみました!
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5
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ギシっとベッドが軋む音がすると、佐藤くんがベッドに腰掛け、俺をじっと見る。
「大丈夫すよ。真紘さんが思ってるような事してないし、されてないんで。」
「何で俺の名前…」
「マジで覚えてないんすね」
「わ、わるい全く。」
はーっぁと佐藤くんはため息をついて、首にかけていたタオルで濡れた髪をガシガシと拭く。
「昨日の事はどこまで覚えてますか?」
「い◯はすもらったところまで、なら…」
「あーあの後からすね…」
佐藤くんが言うには。
コンビニから戻ってきたら、地べたに大の字になって眠っていた俺を事前にスマホで呼んでいたタクシーに乗せて、自分もそれに乗り込んだ。
住所と名前は何とか聞き出せたものの、タクシーから降りる際も躓いて転びそうになったので仕方なく佐藤くんも降りて、部屋まで来て、ベッドまで運ぶと、
寝ぼけながら感謝の気持ちを言いながら泊まっていけとうるさかったようで泊まらせてもらい、上半身裸なのは昨日風呂に入らなかったのでシャワーを借りたとの事。
「…って感じすね」
「も…っ申し訳ない。」
穴があったら入りたい。
幸の忠告を聞かずに酒を飲み過ぎ、挙句は初対面の人に家まで送ってもらって泊まっていけなんて。
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