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山浪ふたたび~R18腐二次創作弱虫ペダル泉田目線にしおりをはさみました!
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山浪ふたたび~R18腐二次創作弱虫ペダル泉田目線
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こんなことってない。
袖にしたのは僕だ。
なのに今、あの男は新開さんを、無理やり抱いてる。
僕の新開さんを。
壁に手をつかせ、後ろから貫いてる。
痛そうだ。
苦しそうだ。
僕のせいで…
「もうやめて!」
ついに僕は叫んだ。
「新開さんにひどいこと、しないで…」
男~元長野f工業、自転車競技部顧問、山浪圭吾~は俺を振り向いた。
「だったらその場で全部脱げ。そのこなまいきな箱学制服も。ランニングもパンツも。おっと。おまえはヤられる側らしいから、下につけてるのはブラジャーとパンティーかあ?」
「脱ぐな塔一郎! 俺なんか守らなくていい」
「だってだって…」
あの男、新開さんのこの姿を、ネットで流す気なんだもん。
全国一の走りをする人を、ヤって、辱めて。
そんなの許せるわけないじゃないか!
「そんなこと言うやつは、おまえの裸だって流すぞ!」
わかってる。
でも僕は全国獲ってない。
グリーンゼッケンも大会優勝もしてない。
だから多少流されたって、僕は、僕は…
生まれたままの姿になった僕に、男は本当に、ブラジャーとパンティーを投げて寄越した。
「身につけろ。そいで、可愛く科を作れ」
「やめろ!」
暴れもがこうとしている新開さんを殴りつけ、より深くそれを沈める男。
こいつ鬼だ。
ぜったい鬼だ。
泣きながら、ぼくは女性下着を身につけた。
細い、小さなパンティーから、僕のそれがはみ出す。
ほんとに恥ずかしい。
涙があとからあとからこぼれる。
新開さんが悲しげに、顔を背けてくれている。
どこまでも優しい人だ…
「新開! 泉田!」
「隼人!」
「塔一郎!」
主将の声。
荒北サンの声。
黒田、え?
総北さんもいる。
あの小さな赤髪が、
「ロケットパーンチ!」
飛ばない腕で殴りかかっていく。
長身の、今泉とかいうのが、男を新開さんから引き剥がし、田所さんが新開さんに脱いだジャージをかけてくれてる。
僕の方には双子みたいな二年生、金髪とパーマの人が来て、やっぱり僕にもジャージをかけてくれた。
小野田坂道くんが震えながら何か言ってる。
「人の上に立つ人が、そんなことしちゃだめです!」
その通りだ。
その通りだよ小野田くん…
総北のジャージを羽織った新開さんが僕のところへ駆け寄ってくる。
僕はほっとして…気を失った…
目を覚ます。
すべては夢。
あんな恥ずかしいこと、誰にも知られたくないのに、総北の子たちまで助けに来てくれるなんて、すごい夢だな。
それだけ僕らは総北を信じてるってことなのかな。
僕の隣には、ぐっすり眠る新開さん。
あのあとあの男には会ってないし、嫌がらせもされてはいない。
でも用心しよう。
世の中、何があるかわからないんだから。
新開さんは僕が守るんだ。
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