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賞品~R18腐二次創作弱虫ペダル石垣目線にしおりをはさみました!
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賞品~R18腐二次創作弱虫ペダル石垣目線
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お詫び 似非関西弁あります。
どうかお許しください<(_ _)>
後ろから覆い被さっている御堂筋の躰が熱い。
いつもは冷たい肌が燃えている。
「イッ、イクわ」
ビュッと、中に何かが当たる気がして、いきなり御堂筋が躰を離して立ち上がる。
「三十分後練習開始や。みんな集めといてや」
シャワーに向かう御堂筋は、いつもより少し機嫌がいい。
肌と肌。
間違ったこととはいえ、孤立してるよりは数段いい。
御堂筋。
仲間持て。
絶対大事なことやぞ…
裸の躰にゆるくスエット上下つけて部屋を出る。
運悪く向こうから井原が来る。
少し驚いた目をして…でも何も聞かんとすれ違った。
我知らず、俯いた。
心圧あげる訓練や。
N峠まで競争する。
賞品とかないんすか。
水田が軽口叩いてから、あっとロを押さえる。
賞品か。
珍しく御堂筋怒らず、妙な笑顔をした。
賞品つけたるわ。
N峠までのどこかで、一瞬でもボクゥに肉薄できたザクには、石垣くん貸したる。
俺はガンと頭を殴られたようになってしもた。
みんなは本気でザワザワしとる。
言葉が出ん。
妙な沈黙の後、水田がおずおず言った。
キャプテン貸すって…キャプテン御堂筋くんのものなんスか?
そうや。
御堂筋くんだけやない。
部のもんは全部ボクゥのもんや。
違うか?
今度は誰も答えなかった。
『賞品』である俺は、水田のものとなった。
N峠に続く国道の途中で、一瞬水田が御堂筋をとらえかけたのだ。
N峠に先頭で到着した御堂筋は、俺を水田に押しやった。
賞品や。
好きにせえ。
ここでっすか?
御堂筋は手を口に当てて笑った。
ここやあんまりやろ。
そこの繁みまでくらい連れてったれや。
御堂筋の言い草より、嬉々として俺を押してく水田の方に厭気したが、水田は大木の陰に、いきなり俺を押し倒した。
歯列矯正器のついたロで俺にキスを求めた。
石垣さん、石垣さんて慕ってくれとったロや。
水田。
水田水田。
おまえって…
思わず逃れようとする自分を、水が押さえつけてくる。
賞品は逃げたらアカンですよ。
レーパン引き下ろされかかる。
涙がこみ上げるが、そこに細長い影が差した。
御堂筋だった。
戸惑う水の手を払い、御堂筋は俺を立たせた。
「充分時間やったやろ。トロイなあ」
ほなもう行くで。
俺は茫然と御堂筋に従う。
間違いない。
御堂筋は俺を助けに来たのだ。
夜、再び御堂筋に押しひしがれながら俺はその言葉を聞いている。
助けたんやないで。
勘違いすなや。
俺の穴汚されたら厭や思ただけや。
抜き差しされる腰つきが、少しだけ優しなっとる思うんも俺の勘違いやろ。
それでもな、御堂筋…
俺はおまえを嫌いやないで。
ほんまやで。
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