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※お預け。にしおりをはさみました!
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※お預け。
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「…ひあ、ぁ、えっ?…ゃぁ、なんで…」
もう出るっていう時に不意に手が離された。
一瞬何が起きたかわかんなかった。
行き場を無くした熱が下腹で暴れ回る。
イきたくてイきたくて、頭が変になりそうだ。
パンパンに腫れ上がったそこはタラタラと先走りを溢れさせるだけで、思いもしなかったお預けに目尻にじわりと涙が滲んだ。
縋るように壱也さんを見上げれば、瞼に落とされるキスに熱い吐息が唇の隙間から零れた。
「もう少し我慢な」
「…んっ、」
耳元で囁かれて、吐息が耳にかかってピクンと肩が揺れる。
我慢なんてできないのに、低くて掠れた声に無意識にコクコクと首を縦に振っていた。
捲り上げられていた服を脱がされる。
下半身はいつの間にか剥かれていて壱也さんの前に全部を晒す格好になった。
恥ずかしさに身を捩ると壱也さんがTシャツを脱ぎ捨てて、目に入った均整の取れた身体に思わずコクリと喉が鳴る。
壱也さんの身体に、双眸に、急に雄を感じて身を硬くした。
今更緊張する俺に壱也さんがふっと目を細めたかと思えば、まるで俺の緊張を解くように、優しく唇を重ねられた。
「大丈夫、最後までしねえから」
「…え、…あ、ッ!」
壱也さんの言葉を理解する暇もなく、先走りで濡れたそこを手のひらで包み込まれて考えることを投げ出した。
待ち望んだ刺激に仰け反った喉元を緩く吸い上げながら、唇が少しずつ降りていく。
先走りをとめどなく溢れさせるそこは壱也さんの手の中でプルプルと震えてて。
でも、その手はゆるゆると動くだけでもどかしい刺激しか与えてくれない。
勝手に揺れる腰が恥ずかしいと思うのに、イきたくて堪らない身体は全然言うことを聞いてくれなかった。
「…あっ、んんッ…?」
目を閉じたままゆるい刺激に耐えていると、震えるそこに指とは違う柔らかいものが触れた。
亀頭を撫でるような動きに腰が浮く。
初めて感じるそれに視線を下げれば、あり得ない光景に一瞬頭が真っ白になった。
「…えっ、ゃッ、な、…い、ちやさ、ぁ…」
壱也さんが俺のものに舌を這わせてる。
ただでさえ紅潮している顔が真っ赤に染まった。
あああ、そんなとこ舐めないでくださいっっ!!!
もうなんかあり得なさすぎて軽くパニックに陥る自分がいた。
恥ずかしいってもんじゃない。
こんなところ舐められるとかほんとに羞恥で死ねそうだ。
「や、だ…っ、あ、ぁッ、んんっ…!」
慌てて壱也さんの顔を上げさせようと手を伸ばすけど、裏筋を舌先で刺激されてその手で口を押さえた。
気持ち良すぎて声が抑えられない。
根元から先端まで舐め上げられて、陰嚢まで柔らかく揉まれて、ゾクゾクとした快感が襲ってくる。
やらしすぎるその光景は視覚的にもやばくて、恥ずかしさに耐えられなくなった俺は顔を逸らすしかなかった。
気持ちいいやら、恥ずかしいやら、申し訳ないやらで頭の中はぐちゃぐちゃだった。
「…ひゃ、ぁあぁアっ…!」
不意に熱い粘膜に包み込まれて、一気にせり上がってきた射精感に抗えるはずもなく。
意識が飛びそうなほどの快感に足の指先まで突っ張って、全身を震わせながら呆気なく熱を吐き出した。
最後まで絞り取るようにちゅっと先端を吸われて、その刺激に敏感になった身体はビクビクと揺れる。
今までにない強烈な絶頂に満足感と疲労感に満たされる。
乱れた息に肩を上下させながら、クタクタになった身体をベッドに沈めた。
「稜太」
「っは、…はぁ、い、ちやさ…」
急激に襲ってきた眠気のせいで重くなった瞼を押し上げる。
壱也さんを視界にとらえれば、汗で額に張り付いた髪を掻き上げられる。
ふわふわとした頭で見上げていると労わるようにおでこにキスされた。
「…はぁ、…ごめ、なさ…おれ、くちに…」
「ん、気にすんな。つか、大丈夫か?」
「……だいじょぶ、です…」
「無理すんなって」
「………」
苦笑する壱也さんに緩く首を振るけど、少しずつ瞼が落ちてくる。
射精特有の倦怠感と眠気に必死に抗っていると、そんな俺の様子に壱也さんがくすりと笑った。
「今日はもうそのまま寝とけ」
慈しむような眼差しと優しく頬を撫でる手。
眠気を誘うような手の動きに導かれるままゆっくりと瞼を下ろした。
微睡む意識の中、髪に落ちるキスとおやすみっていう優しい壱也さんの声が聞こえた。
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