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ネコにしおりをはさみました!
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ネコ
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小学校の卒業式。
式が終わってみんな泣いたり笑ったりして、さあ帰るかって、保坂と2人で歩いていた時だった。
保坂はあの時からかっこよくて、クラスのみんなの人気者で、学年代表って感じだった。
いつも優しく笑いかけてくれる保坂のこと、俺は好きだったんだ…。
だけど、告白された時、俺は思わず逃げ出してしまった。
好き、だったのに。
だって、俺男だし、保坂も男だし、あの時は小学生だったから、そのことがものすごくいけないことな気がして。
それに、面と向かって好きだと言われるなんて、思いもしなかった。
保坂がまさか自分のことを好きだなんて、思ってなかったんだ。
恥ずかしさと、不安と、罪悪感と、なんかいろいろ混じって、逃げ出した。
「城田、こっち向けって…」
「…っ」
なんで、また俺の前に現れたんだよ……。
こんなの、ずるい……っ。
「キスさせて」
顎掴まれて、顔上げさせられて、俺今絶対顔真っ赤なのに、顔反らせない。
恥ずかしい。こんな顔見られんの、めっちゃ恥ずかしい。
保坂の顔が近づいて、逃げることもできずに唇を押し当てられた。
「ん…っ、ま、て…ん、ぁ……ほさ、か…っ」
抵抗しようと開いた口に舌をねじ込まれて、絡められる。
ヤバい、これまじ気持ちいい…。
俺だってキス上手いはずなのに、なんでこんな翻弄されてんの……?
「んん…っ、ん……ぁっ!?」
されるがままになっていたら、腰に回された腕が下に降りてきて、お尻を柔く揉まれた。
待て、ちょっと待て!それは、ないだろ……!!
「っ待てよ!お、俺は、ネコじゃねぇ……っ!!」
慌てて肩を押すと、保坂は驚いたような顔して俺のこと見つめてた。
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