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我慢できないにしおりをはさみました!
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我慢できない
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ぐっと肩を掴まれているせいで、首に腕を回すことができない。
そうできれば、こっちに引き寄せられるのに。
「薫っ、やめろって!」
「や、だ…拓斗……」
拓斗の顔が険しくなる。怒ってる顔じゃないけど、辛そうっていうか、なんだろう…。
「…熱あんだから、そういうことすんなよ……。俺お前のこと好きで好きでたまらなくて……襲いたいくらい、俺のもんにしたいって思ってんだから」
まっすぐに見つめられて、本当なら俺もちゃんと真剣に聞かなきゃいけないのに、まだ俺は朦朧としたままだった。
伸ばした手は首の後ろまでは届かなかったけど、指先が拓斗の頬に触れた。
「そんな顔すんなよ…っ。俺はこれでも結構我慢してんだから…」
拓斗の言ってる言葉は聞こえるのに、意味は何も理解していない。
ただ目の前にある唇に触れたい、舐めてみたい、噛みついてみたい……それだけしか、考えられない…。
「拓斗…、拓斗……」
うわごとのように名前を呼んで拓斗の目を見つめれば、拓斗は頬をほんのり赤くして、掴んでいた肩を離した。
「バカ…。正気に戻った時何言われても、俺は知らねぇからな……」
「んっ!……っ!」
ギシ、とベッドが軋む。覆いかぶさってきた拓斗の首に抱き着いて、夢中でその柔らかい唇を貪った。
唇を舐めて、柔く噛みついて、欲望のままに口づける。
「は、ぁ……っ、たく…と……」
体が熱い。熱のせいだ。だけど、止まらない。止められない。もっと、欲しい……。
「っ!薫……!」
片足を拓斗の腰に絡ませようとしたら、拓斗の太腿に俺のモノが当たった。
そのわずかな刺激に体が震えて、たまらず腰を摺り寄せる。
「ぁっ!だ、め…そこ……」
「…何がダメなんだよ。擦りつけてんの、薫だろ」
「うぁっ!や、やめ……っ」
絡めた足を解かれて、拓斗の手がそこを撫でる。ぐりぐりと押されると快感に声が漏れて、どうしようもなく気持ちいい。
「煽ったのも先に手ぇ出したのも薫だから、やめねぇよ」
「はぅっ!た、くとぉ……!」
パンツの中に入った手が俺のモノを直接触って、どこを触られても気持ちよくて、拓斗の手の動きに俺は呆気なくイってしまった。
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