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ごめんねにしおりをはさみました!
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ごめんね
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むずむずするような感覚を感じるようになってすぐに、それが快感だということに気が付いた。
そう思ってしまうともう気持ちいいとしか感じなくなってしまい、もどかしさに身を捩る。
指が抜き差しされ、入り口に擦れて、じくじくと疼く。
もっと的確な刺激が欲しい…。もっと強く、もっと激しく、もっと気持ちよくなりたい……っ!
これじゃイけない、もどかしい、じれったいよ……っ!
「拓斗ぉ…っ!もぉやだ…っ、それ、やだぁ……っ」
じれったすぎて、体を捩って悶えて、それでも弱い刺激を与えられ続けて、もう耐えられないほどに感じてしまっていた。
涙目になって拓斗を見つめて懇願すると、拓斗はずるりと指を引き抜いた。
「ひ、ぅ……っ」
じらされた体が熱くくすぶって、強い刺激が欲しくて震える。
「ごめん、薫…。もうやめるか…?」
「え……?」
「辛いか…?」
俺を気遣うような目が向けられて、ドクン、と胸が苦しくなった。
俺が、もう辛いから、もう嫌だから、そう言ったんだと思われてしまったんだろう。
でも、違うのに。そういうんじゃないのに……。
「無理させてごめんな…」
「っ、ち、違う……っ!」
「か、薫…!?」
体を起こそうとした拓斗に思い切り抱き着く。
ごめんって、謝るのは俺の方なんだ。
「拓斗、ごめん、俺、拓斗に謝らせてばっかりで、ごめん…っ。でも、違うんだ……」
「え……?」
零れそうになった涙をなんとか堪えて、俺は拓斗の目を見つめた。
ちゃんと目を見て言わなきゃ、伝わらない。
「…そういうんじゃ、なくて……。あ、あの…俺……」
なかなか言葉が出せなくて、困ったように見つめられる。
でも、なんか恥ずかしくて……。
「…そ、その……もっと…して、ほしくて………。あ、あれだけ、じゃ……弱すぎ、て…じれったくて………」
「薫……」
顔に熱が集まっているのがわかる。だって恥ずかしすぎて火を噴きそうなくらいだ。
「んぁ…っ!!?やっ!やぁ…っ、な、なに……っ」
真っ赤になって俯いた瞬間、突然後ろに快感が走った。
なんとか下半身へ顔を向けると、拓斗の指がまた俺の中に、今度は2本突き立てられている。
「こんなふうに、してほしかったってこと?」
「んあぁっ!!だ、だめぇ……っ!!」
さっきまでは、動きもゆっくりでじれったい感じだったのに、中になじんできたのか、拓斗が激しく抜き差しすると、快感に体が跳ねあがった。
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