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疼く体にしおりをはさみました!
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疼く体
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ぎゅっと抱きついて、背中に顔を埋めると、ふわりと香る拓斗の匂い。
拓斗と再会して、好きだと迫られて、あれから何度この匂いをこの距離でかいだだろう。
抱きしめるたびに、抱きしめられるたびに、拓斗の匂いを思い切り吸い込む。
さっきからずっと、もうとっくに、我慢の限界がきているんだ。
「薫、どうしたんだよ…」
拓斗の声は穏やかで、優しくて、耳に心地良い。
ほんの少し、抱きしめた腕から力を弱めると、拓斗は振り向いて俺の顎をくい、と持ち上げた。
「…シたくなった……?」
優しい声なのに、熱の籠った目はまるで獣のよう。
ドキドキするよりも先にゾクゾクする。
頭を引き寄せてキスすると、拓斗もそれに応えて舌を絡ませてきた。
キスをしながら片足を上げて、拓斗の腰に絡みつき、股をすり合わせるように擦りつける。
そのうち拓斗の手が俺の腰にまわって、シャツの下に手を差し入れ、背中を撫でた手を腹へ、胸へと持っていく。
たまらなくなって激しく唇を貪り、淫らに腰を振りながら拓斗を壁に押し付けると、まるで俺が襲っているようにすら見える。
「んっ、は、どうしたの、そんな、盛っちゃって……っ」
「…っるさ、…いいから、早く、ベッド……っ」
ぐいぐいと体を押しながら、手探りで個室のドアを開けて、ベッドになだれ込む。
拓斗の上に跨って豪快にシャツを脱ぎ捨てると、拓斗は楽しそうに笑いながら下から見上げてきた。
「いいの?隣に聞こえちゃうよ?」
「…知らない、そんなの。早く脱いで……」
余裕そうに見上げてくる拓斗がもどかしくて、シャツのボタンを外していく時間も惜しくて、脱がせながらキスをする。
こんなに体が疼くなんて、俺ってヘンかな。
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