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悪癖を治そうとすると違う悪癖を生む⑪にしおりをはさみました!
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悪癖を治そうとすると違う悪癖を生む⑪
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妄想の神さんに縋って、ゆっくりバイブを押し込むと、妄想の神さんは僕の中が狭すぎてキツイのか眉を顰めて歯をくいしばる。
きゅうきゅうの僕の中を、百目鬼さんのモノが押し広げていっぱいに満たして、それでもまだまだ全部じゃなくて。大きい大きい百目鬼さんのモノが、本物と同じように熱を持って奥の奥に届いて…
マキ「ッッンン¨っ!!」
挿れきったところで堪らず漏らすようにイッてしまった。
マキ「はぁ…はぁ…」
百目鬼『ッ、締めすぎだ、何勝手にイッてんだ』
頭の中の神さんが意地悪に笑った気がした。
だって、僕の中の神さんは大きくて硬いまんま…
百目鬼『覚悟しろって言ったろ』
さっきはキツイから抜くって言ったのに、もう我慢の限界だからメチャメチャにするって猛獣の目をした妄想の神さんに睨まれ、容赦なく突き回されるのを想像して僕はバイブのスイッチを入れた。
マキ「ああッ!!」
バイブは唸りを上げて激しい振動とうねりのかかった回転でローションまみれでキツキツの中をぐちゃぐちゃ暴れ回った。
マキ「ァアッ!…神さぁん。…んはァぁ」
百目鬼『お前が悪い』
バイブを激しく動かし自分の手が止まらないのを全部、妄想の中の百目鬼さんせいにして、夢中で奥をズンズン突く。
久々の百目鬼さんの熱い情熱にお腹の中が喜びでキュンキュンしっぱなし。あまりの快感にいやいや首を振りながら、それでも意地悪に追い込む百目鬼さんを想像して、奥ばかりを突き上げて、バイブをMaxまで切り替えた。
マキ「ッやぁぁぁ!イっちゃう神さぁん!!」
ビクビクっと仰け反って痙攣したマキ体は、イッた後もガクガクお刻みに震え、普段より激しくイってしまって意識が飛びかけた。
マキ「…ふぁあ…、んッ…あっ…ああッ」
マキはイったのに、オモチャの百目鬼はイくことなく逞しく雄々しいままマキの中で暴れ、マキは嫌でも三度目に昇り始める。
マキ「ふにゃ…、あんっ…、イキっぱなしになっちゃう…」
百目鬼のおもちゃは唸りをあげてマキの中をかき回す。
自分が締め付けるからか、それとも百目鬼のモノが大きすぎて抜けないのか、中でゴリゴリ暴れるオモチャの百目鬼に、マキは止むことのない快感と妄想に次へと連れて行かれてしまう。
マキ「神さぁん…神さぁん…」
愛おしくて愛おしくて気持ちよくて、手を止めることができず、抜くことも出来ず、妄想の百目鬼に何度も求められる。
性欲は満たされ、それでも何度も絶頂を迎える。
だけど…
温かいオモチャと妄想があっても、
抱きしめたい体はそこにはなくて、
キスしたい唇も…、そこにない。
可愛い眉間のシワも、大好きな顔も、声も妄想でしかなくて、会いたい気持ちは満たされない。
抱きしめたい…抱きしめられたい…
キスしたい…
マキ「ンンッ…あっ…神さぁん…神さぁん…」
百目鬼のおもちゃでお腹は満たされても
大好きな百目鬼はそこにはいない
マキ「ああッ!…神さぁん!」
何度も何度も妄想の百目鬼に攻められ、隅々まで舐められて突き上げられて喘がされ、マキのお腹はイキっぱなしで真っ白でビショビショ。止まらない妄想と自分の手が、百目鬼のオモチャでぐちゃぐちゃに掻き回し、…それでも足りない気持ちが、迷い子のようにちらついて、堪らず百目鬼から貰った羽根籠ネックレスのトップスを咥え込んだ。
カチっと冷たくて硬い感触がしたが、百目鬼の荒れた唇を想像してキスの真似事に夢中になる。
マキ「んんっ…、神さぁん…んっんッ」
お風呂場に響き、だんだん激しくなる水音。艶かしく悶える白い肌は桃色に染まり、妄想が加速する。
キスして強く抱きしめてぐちゃぐちゃに突き回され、登りつめる快感に体は震えて絶頂は目の前。
触れる唇は金属の硬く冷たいキス。
熱く痺れる下半身は、シリコンの機械的硬さの手作りバイブで快楽に溺れながら、…それが本物ならどんなにいいかと…切なさがつのりながら、その淫らな手の動きを止めることはできず…
マキ「あっ、あッ、…じ、…神さぁんッッ…」
響く声は求める相手に届かずに、溢れた欲望は快感に震える肌の上を白濁で汚した。
マキ「はぁ…はぁ…はぁ…」
……
マキ「はぁ…はぁ…、……神さん……」
……
ーーーーーー。
マキ「はぁん♡すっごいよかった、萌えたぁ〜♪」
風呂上がりのマキが頬を染めながらうっとりとしている横で、水森泉は冷めた興味のない表情のまま「それはよかったですねぇー」と棒読みで答える。
この会話はすでに10回目。
マキ「玩具は玩具でも、百目鬼さんが僕のために型抜きして作ったかと思うとッ」
泉「それはよかったですねぇー」
マキ「眉間にこーんな風にシワ作りながら、僕のためにって1人エッチしながら型抜きしたなんて、可愛すぎて堪んないッ」
泉「それはよかったですねぇー」
マキ「結構リアルなんだよ、肌触りもいいし、あったかくなるし、細かな血管まで再現されててぇ」
泉「それはよかったですねぇー」
マキ「百目鬼さんの許可も下りてるし、これから毎晩楽しみ♪」
泉「それはよかったですねぇー」
マキ「百目鬼さんの味がしないのは残念だけどぉ」
泉「それはよかったですねぇー」
マキ「泉にも貸してあげよっか?♪」
泉「それはよかったですねぇー」
マキ「…もぉ。泉全然聞いてない」
泉「それはよかったですねぇー」
目も合わないしぃー…
もう…
…泉
マキ「………、ありがとね…」
泉「どういたしまして」
マキ「聞こえてんじゃん」
泉「よかったですね」
マキ「んふふふふふ♪僕って幸せ者だねぇ♡」
泉「それはよかったです」
*****************
ープルルル、プルルルル、プルルルル
杏子「はい、百目鬼探偵事務所です」
『ーーー』
杏子「え…、はい、私は百目鬼事務所の社員です」
『ーーー』
杏子「エッッ!!??」
悪癖を治そうとすると違う悪癖を生む【了】
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