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18歳以上ですか?
✩にしおりをはさみました!
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「和也…おい和也!!」
「…なあに?律」
「なんだよ、アレ。」
「アレ?」
さもなんのことやらわかりましぇん
みたいな顔でこちらを伺う和也。
と思ったら、ぽんっと手を叩いて
「あ、律にキッスしたこと?」
ニコッと笑顔で嬉しそうに語る。
「だぁって律が俺を置いてくんだもん
それくらいいいでしょ?
それに、」
__________あんな新参者にとられてたまるかってんだ
「…和也?」
顔は先ほどと同じ笑顔。のはずなのに。
最後の言葉に関しては、目が一切笑っていない。
てか、とられてたまるかってどういうことなんだ。
「それはどういう意味____
「てか!駅前に新しいドーナツ屋さんできたって!
俺割引券持ってるから行こ?」
………はぁ。
もう、あんなことすんなよ」
アンナコト。
和也の返事は無く、代わりにまたあの笑顔。
面倒だなぁ、と思いつつも
まぁまたその時になったら考えるか、と。
なんだかんだで和也に関しては甘いな、
と呆れながら
何故ここまで許すことができるのか、なんて
問いの答えを、探ることはしなかった
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