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「さて…どうしようか」
冬馬が教室を出て行き、
残ったのは荒れ果てた教室と
俺と要だけ。
「…担任呼ぼうか」
俺はそう呟いて
教室から視線をすぐさま逸らした。
そして要に待ってるように指示をし、
職員室へと向かった。
「失礼します、信条先生はいらっしゃい
ますか?」
ガラリとドアを開き、
担任の名を呼ぶ。
「どーしたチビ助?
桜弥にカツアゲでもされたか?」
…いつか殺そう。うんいつか必ず。
「…教室が血の海です。
犯人は冬馬なんで、後始末だの
なんだのよろしくお願いしますね。
では失礼しま 「ちょっと待て 」…はい?」
「お前も付き合えよ」
…面倒だ。
「うわっ、やべぇなこりゃあ」
信条は教室を見ると
頭をボリボリと掻いてそう呟いた。
まぁそうだろうな…
見た感じ血を流していない生徒なんか
多分1人もいないだろうから。
先生はズカズカと教室に入り込み、
オラオラーと言って生徒を山積みにし
そこら辺にあった雑巾で床を
拭き始めた。
「おいチビ助、周防。
お前達もやれ」
そう言われ、要はおずおずと
雑巾を手に取り拭き始める。
が、俺は教室の外に出っぱなし。
だって無理だろ?
こんな状況で俺に入れっていうのかよ。
そんなん自殺行為と一緒だ。
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