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「今日は体育祭の種目について
話し合うぞー。
徒競走とリレーと棒倒しの以上3つの
種目だ。誰がどこに行きたいかは
お前ら勝手に決めてろ。
んじゃ俺は煙草でも吸ってくっから」
そう言ってまだ授業中にも関わらず
煙草を吸いに行こうとする信条であった。
…あれから10分。
みんなギャーギャー騒いでて
いっこうに決まらない。
この学校はクラスに学級委員、いや、
委員会というものが存在していないため
クラスで何かを決める時には
非常に面倒くさいのだ。
「俺棒倒しがやりたいなぁ」
和也が一言そう言うと、
騒がしかったのがいっぺん、
どうぞっ‼︎
と息のあった声が教室に響いた。
「どうして棒倒しなんだ?」
お前面倒なの嫌いだろ?
俺がそう問うと
「だってさ…棒倒しって
人を踏みつけることできるじゃん。
あわよくばどさくさに紛れて
人を殴ったりしてさ…
あぁ…考えただけでゾクゾクするよぉ…」
…変態発動ですね、はい。
つかそのうっとりした顔
やめてくれないかな…
クラス全員ガタガタ震えてるよ?
さっきまで棒倒しやりてぇ!
つってた人全員、やっぱ辞める。
って言ってやがるし。
…決めるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
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