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あのよくある喧嘩から約一週間。
「おっはよーりーつっ」
「はよ、和也」
「最近静かだねぇ…
前まであんなに殴り込みあったのに」
俺達は朝、いつも通りに他愛ない話を
していた。
…つかそんな残念そうな顔すんなっつの。
俺達はくだらない話をずーっとしていた。
まぁ世間話的なやつをね。
そして、HRの始まる音が鳴った。
ここまでならいつもの日常。
でも、今日はいつもと何かが違っていた。
「ねぇ…要遅くない?」
和也の言葉に、俺は頷いた。
どうしたんだろうか、熱でも出したのか?
俺達はそう思っていた。
でも
「おいっ‼︎‼︎
周防が…三鷹高の奴に
連れ去られてたぞ…‼︎」
…え?
「は…?それどういうことだよ?」
教室に走り込んで叫んだ奴に対して、
桜弥が一番に反応した。
「なんか…三鷹高の奴等が
周防を車に無理やり…
確か5、6人はいたぞ…」
俺と和也は
その報告に顔が強張った。
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