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18歳以上ですか?
変態ですねにしおりをはさみました!
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変態ですね
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「じゃあ、明日お願いします。とりあえず帰りますね」
「トイレットペーパーとかいる?」
これは、引き留めたかった訳では決っしてなく、善意からの発言だ。
「家にないので頂きます」
立ち上がろうとすると手を貸してくれた。
最終的にトイレットペーパーと箱ティッシュとカッターを持たせ見送る。
見送ると言ってもうまく歩けないためリビングのソファに座らせていただいてのお見送りをする。
「本当にありがとう。
正直すごく助かった」
原田君がいなかったら、あのクズ男と別れられなかっただろう。
殴られて、抵抗出来なくされて、またヤられて、脳みそぐずぐずにされて「別れません」と宣誓させられるのだ。
「こちらこそありがとうございます」
こんなに抑揚なくでお礼を言われたのは初めてだったがとても愛おしく感じた。
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「変態ですね」
じっと見つめる無表情な視線に耐えきれず俯くとみっともない自分の姿が目に入った。
裸で正座している自分の股間は先端から体液を滲ませていた。
「…ツッ…」
脇腹の痛みで目が覚めた。
目が覚めたかったような、そうでないような。
いやいや、罪悪感を持てよ。
責任の求められる社会人だろ。
「はぁぁあー…」
体から熱を吐き出すために意識してゆっくり呼吸をした。
「メチャクチャ良かったぁ…」
いやいやいや、愛おしさと性欲を分けて考えるべきだろ。
でも、男なんて、だいたい恋愛≒性欲の生き物じゃないか?
「それは流石に言い過ぎ?」
発展場なんて肉食ばっかの場所に通っていると変な常識なのかただの常識なのかわからなくなって自分の常識に自信がなくなってくる。
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