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Episode.5…1にしおりをはさみました!
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Episode.5…1
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凛視点
「ん… もう、10時か…」
久々にぐっすり眠り、朝日が眩しくて起きてみると
すっかりこんな時刻になってしまっていた
あの後、俺はそのまま家に帰った。
どっちにしろ
あの身体じゃ授業どころじゃなかったし。
マッサージしてもらってずいぶん楽にはなったけどな。
腰が痛くないと言えば嘘になるが、耐えられないほどじゃないし普通に歩ける
いつものように、
制服を着崩し、スクバを背負っていく
あぁ、人すくねぇなぁ。
まぁ、もう3限だしなー
ブラブラと授業を受けている教室を尻目に
空き教室にむかう
“ガラッ“
ラッキー
誰もいない。
たまにヤってんだよなー、ここ。
ざけんなっつの
カバンをドスッと降ろしぼんやりとする
マンガ読むか
鞄の中からマンガを取り出そうとしたとき、突然目の前に影がやってきて
知らないヤツが声をかけてくる
『なぁ、りーんーくん?』
「………何。」
みるからに不良ですといったような風貌のちっこいヤツ。
はっきりいうと迫力ねぇ。
明らかによわっちぃクセにつっかかってくんじゃねぇっつの…
俺はマンガ読むんだよ
『なぁ、暇だろ?面貸せ。』
「めんどくせぇ…」
俺は今からマンガを読むからヒマではない。
だが、
売られた喧嘩は買う主義だ。
ゆっくりたちあがり挨拶がわりに一発殴ろうとしたとき
ドアから新たな二人組がくる
『なにやってんの?俺もまーぜてっ』
『………』
はぁ、また面倒なのが増えやがってニヤニヤしながら近寄ってくる
気持ち悪い。
群れやがってうぜぇな、
しゃぁない
…いっちょやりますか
その時、ふと、頭の片隅に、ヤツの言葉がよぎる
「………絡まれそうになったら言え
対処してやる」
だが、すぐにその言葉を頭から追い出した
…だれが頼るかよ、ばーか
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