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昴side.にしおりをはさみました!
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昴side.
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残酷。
神様、何故ですか。
どうして、どうして、
どうして、僕以外に海斗を触らせた。
どうして、僕以外に海斗を見せた。
どうして、どうして、どうして、どうして。
どうして?
「あっ・・・・んぅッ、」
ギシ、と鳴るベッドのスプリングにすら苛々する。
どうして、僕と海斗だけの世界に、他の音が存在するんだろう。
物が、人が存在するんだろう。
ここには僕と海斗だけだと思いたいのにどうしてそれを邪魔するんだ。
―――――――酷い、
「あっ、あっ!」
海斗の匂いが充満する部屋に、少しずつ独特の匂いが混ざる。
海斗の髪。
目。
耳。
口。
鼻。
首。
肩。
腕。
指。
胸。
腹。
足。
声。
涙。
汗。
血。
全部、全部。
まだ。まだ足りない。
まだ足りない。海斗、
海斗の全部、僕のものに。
「あっあ!や、無理ッ・・・・!ッすばる、」
全部全部、欲しい。
僕のものにしたい。
「ねぇ、海斗?」
「やっんん!」
「どうしたら僕のものになる?」
「あっ、すば、昴ッ!」
「どうしたら僕だけのものになってくれるの?」
「あ゛んッ!やっやだ、待って!あぁ゛ッ!!」
苦しげな声。
止まらない涙。
手を伸ばして親指で涙を拭ってやれば、海斗は喘ぎながらも僕の手に自分の手を添えた。
そして、ぎゅうっと力を入れて握る。
あぁ、可愛い。
「食べちゃいたい」
おいしそう。
おいそうな、僕だけの海斗。
ねぇ海斗、やっぱりさ。
君を閉じ込めたほうがいいかなぁ。
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