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第一印象。【先生目線】にしおりをはさみました!
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第一印象。【先生目線】
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それから、清水はよく来るようになった。
赤く頬を染めながら、小動物みたいにちょこちょこして。まあ、かわいい。
でもきっと、俺のこの性格を知ったら逃げるんだろうな…
まあとりあえず、飽きられるまでは外面良くしてりゃ大丈夫だろ。
また今日も来んのかな…
コンコンッ
「せんせー?」
あ、来た。
「はい?なんでしょう?」
ニコッと笑っておく。
「今日も、教えてくださいっ」
「良いですよ、でも、もう明日本番ですし、今日は早めに終わりにしましょうね?」
「うぅっ、はい…」
どうしてそう解りやすい反応するかな…抱きしめたくなる…これだから無自覚は…
いじめたくなる。
「嫌でしたか?」
「えっ!?いやっ、そっ、そんなことはっ」
また顔を赤らめて、首を横に振る。
「そうですか、自分は少し寂しいですが…」
「そんな!僕の方が寂しいに決まってます!!!……………あっ!なんでもないです今の忘れてください…」
我に返ったのか、段々と小さくなっていく声。
……なんだこいつ、ツボだ。
「ふふっ、じゃああと少しだけ頑張りましょうね」
「はっ、はいっ!」
時間はあっという間に過ぎる。
「では、明日頑張ってくださいね、清水君なら大丈夫です。」
「はいっ、頑張りますっ!」
よしよしと撫でてやると、目を細めて手に頭を寄せてくる。
手を離すと名残惜しそうに手の後を目で追う。
明日も撫でてやろう。
俺はなんでかそう思った。
少しでかい猫を飼った気分だ。
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