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テストが始まったら。にしおりをはさみました!
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テストが始まったら。
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高校生になっての初めてのテスト、すごく緊張する。
でも大丈夫っ、先生にたくさん教えてもらったし、高い点数採って…採ったら…先生また頭撫でてくれるかな。って、何考えてるの僕。
「藍?どした?」
「えっ、あっ!なんでもないよっ」
「そうか?顔赤いぞ。」
「う、うそ…」
顔赤い!?やばいやばい、こんなの先生に見られたら…
ガラガラッ
「はーい、では席に着いてくださいねー」
僕はなんだか恥かしくて、先生が話終わるまで、ずっと俯いていた。
朝のHRは終わったらしく、トイレに行こうと教室を出たら先生が居た。
「あ、清水君、さっきずっと俯いてましたけど、大丈夫なんですか?」
「へっ、平気です!」
見ててくれたんだ…そんなことさえ嬉しくなる。
「具合が悪くなったら言ってくださいね?」
「はいっ」
「じゃあ、テスト頑張ってください」
先生はニコッと笑って行ってしまった。
うん、頑張れる。
それからテストが始まって、3日目。
今日でテストは終わりだ。
放課後になったら、先生に、早めのお礼を言いに行こうかな。
おかげで良い点数が採れそうな予感がするんだ。
僕は急いで先生に会いに行った。
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