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デートしよう。にしおりをはさみました!
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デートしよう。
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僕達は今日デートする。
これは先生が誘ってくれたので、僕はその日から、うきうきどきどきしていた。
ちなみに行き先は、先生にどこがいい?と聞かれたけれど、行きたい場所は特になかったし、先生と居られればそれで良かった。
ただ、先生をもっと知りたい。
だから、
「先生がよく行くところに、連れてってくださいっ」
と言ったら先生は驚きながらも了承してくれた。
どんな服着てけば良いのかな…
先生どんなのが好きなのかな…
僕背が小さいし…中学生みたいに見えないかな?まして小学生なんて…だめだ!
全然決まらない!もういつもの格好で良いや。変に気取ってもかっこわるくなるだけだし。
スキニーとTシャツとパーカー!
これで充分!
外に出たらもう暑くて、夏だなあなんて感じながら、先生が迎えに来るのを家の前で待っていた。
先生は車で迎えに来てくれるらしい。
意外と紳士だな、と思ったことは内緒にしておこう。
先生のことを考えてたら、1台の車が僕の目の前で止まった。
「藍」
「あっ、先生!」
休みの日なのに先生がいる。
私服の先生に会えた。
ただそれだけが嬉しい。
「乗って」
僕は助手席に乗ることになった。
先生の運転姿…すごくかっこいい…
「ほんとに俺が普段行くようなところで良いのか?」
「あ、はいっ!」
「本屋とか…コーヒー屋とか…そんなんだぞ?」
「それで良いんですっ」
「ふーん…」
「それより先生…私服もかっこいいんですね…」
「どこがだよ」
なんて先生は笑ってるけど、スタイル良いし…細身のジーンズとTシャツを着てるだけなのに、どうしてこうもかっこよくみえるんだろうか…
「ぜ…全部が…?」
「……………お前は暑そうな格好してんな」
なんだろ、今の間。
「そうですか?丁度良いですよ?」
「寒がりか?」
「まあ少しだけ…先生って、ネックレスとかつけるんですね。」
「………まあな。」
「時計とかはよく見ますけど。」
「ああ、Yシャツ着てるからネックレスは見えねえよな」
ってことは、学校でもしてるんだ…
「大事なものなんですか?」
「…母親に、貰ったんだ。」
「先生の…お母さん…?」
先生の顔が悲しそうに見えたのは気のせいかな。でもきっと、綺麗な人なんだろうな…
「それより着いたぞ。本屋。」
「あっ」
「それと、お前俺のこと先生って呼ぶなよ?」
「わかりました!碧さんっ!」
「よしよし」
先生は優しく笑って頭を撫でてくれた。
僕これ好きだなあ…
スリスリ
「ははっ、ほんと猫みたいだな。」
「そっ、そうですかね?」
なんかそう言われると恥ずかしくなってくる。
「うん。癒される…」
「…はっ、早く入りましょ!」
これ以上ここに居たら心臓潰れる!無理だっ、苦しいっ。
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