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お互いの気持ち。にしおりをはさみました!
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お互いの気持ち。
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今日も、先生の家に泊まることになった。
どうしてもこないだのことを思い出してしまう。学校から車で先生の家へそのまま行く。
車内はいつも通りの会話。
今日あったこととか、先生としたいこととか。夜ご飯はなんだとか。普通の会話。
ガチャ
「風呂、先入れ」
「え、良いんですか?」
「おう、飯作っとく」
「すみません、じゃあ先に入りますね」
「ああ。」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「お風呂、ありがとうございました」
「ん。って、ちゃんと髪乾かせよ」
「ちょっとめんどくさくて…」
へへっ、なんて笑ってたら
「バスタオル貸せ、んでここ座れ。」
ぽんぽんっ
「はい…」
って、そこ先生の膝の上じゃないですか…とは言えない。だって、嬉しいから。
「ちゃんと拭かないと風邪ひくぞ」
「ごめんなさい…」
先生は意外と優しくタオルで拭いてくれる。
「解ったならいいけどな」
そう言った先生の手が止まった。
「先生?どうしました?……えっ」
どきっ
「俺とおんなじ匂いすんな…」
先生は後ろから僕を包み込むように抱きしめて、首元に顔をうずめてる。
ちょっとかわいい…
「そりゃあ…そうですよ…」
こういうことに僕はまだ慣れなくて、いちいち反応してしまう。
ちゅう…
「っつ!」
先生が首筋を吸ったのがわかった。
それからどんどんキスは降ってきて、床に押し倒された。
「せん…せい?」
今夜こそ…するのかな…なんて思いながら、先生を見つめる
先生は僕を見つめたまま動かない
ちゅ
「飯食うか…」
唇に一瞬だけキスをして、先生は上から退いてしまった。
僕はこの繰り返しになんだか我慢できなくなて…
「僕…帰ります…」
なんてことを口にしてしまった
「は?…なんで?」
「わかってるでしょう…?」
「……………」
「なんでですか…?僕…そんなに、だめですか…?抱く価値なんて、ありませんか…?僕のこと…嫌いになったんですか……?」
そう言った時にはもう溢れでるように涙が頬をつたっていた。
「ちがっ!ごめん…俺…俺が、怖いだけなんだ」
先生は僕をぎゅっと、少し強いくらいに抱きしめた
「……怖い…?」
「うん。お前がそこまで不安に思ってたなんて知らなくて…ごめん。」
「いえ…」
「あのさ…少し…長くなるけど、俺の昔話、聞いてくれる…?」
「昔話?」
「そう。俺が何で、怖いと思うのか。最近ようやく解ったんだけどな…」
「………聞きます…聞きたいです。」
今の先生を作り上げたものはなんなのか、すごく興味があった。
なにより、ここまで先生を怖がらせるものがなんなのかを知りたかった。
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