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僕らの体育祭。⑦にしおりをはさみました!
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僕らの体育祭。⑦
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「んんっ!ちょ、あおいさっ…んんぁ…」
ちゅっ…ちゅぱっ…ちゅう…
「はあっはあっ、ちょっと碧さんってば!!」
思いっきり肩を押し返してしまった。
押し返された碧さんは心底驚いたような顔をして、また悲しそうな顔をする。
「碧さん…まだ体育祭終わってないですよ…」
「そんなん別に良いだろ…俺どうせ見れないし。」
「でも碧さんリレー出るんでしょう?」
「まあ…」
「僕楽しみにしてたのに…」
「え?」
「だって、碧さんが走るのとか見たことないから…」
「…そうか。」
「だめ、ですか…?」
僕は"もっと甘えても良いのよ"という吉川先生の言葉を思い出した。
これは少し違う気がするけど。
たまには良いかな、なんて少しいじわるしてみたくて。
「…わかったよ。」
「! ありがとうございます」
ぎゅ
僕は碧さんに抱きついた
「おっ?」
「ふふっ」
「ん、どした?」
碧さんの優しい声好きだなあ…
「…好きです。」
「は?…お前は…わざとか?」
「さあ、どうでしょう…?」
にこっと笑ってみせる。
「せっかく我慢してやったのに…」
「今はだめですよ!」
「ちっ」
「だから、今日、碧さんのお家に行っても良いですか?」
「…誘ってんの?」
「はい。全力で。」
「ははっ、これがお前の全力か」
碧さんは眉を下げて呆れたように笑った。
「そうですっ」
「解った、連れて帰る。」
「良かった…」
「その代わり、覚悟しておけよ。」
「うっ…はい…」
墓穴掘った…
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