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僕らの体育祭。そののち。にしおりをはさみました!
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僕らの体育祭。そののち。
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「あー…疲れた…」
ソファにどかっと座る碧さんに僕も少し笑ってしまう。
「おつかれさまです」
ここは碧さんの家、体育祭が終わって一度僕の家に寄って準備してからここに帰ってきた。
「今日が金曜日で良かった…」
「また曜日の話ですか?」
「…だめなのか?」
「いや、そんなことないですけど…」
「…金曜日は偉大だ、明日休みだと思うだけでなんだか頑張れる気がする」
「ふふっ、そうですね。」
少し子供っぽい理屈だな、なんて失礼かな。
「あと…最近は休みになればお前と話せるしな…」
どきっ
碧さんの手が僕の頬に触れる。
熱が僕の身体を伝って、首に触れる。
そうして碧さんの唇が近づいてきて、僕の唇と重なる。
「んぅ…」
触れるだけ触れた唇は、音を立てて深くなる。
バッ!
碧さんの肩を押し返す。
「今度はなんだよ…」
明らかに不機嫌そうな顔してる…
「おっ、お風呂に入らせて下さい…!」
必死で頭を下げる。
「……だめだ。」
「だ、だって!僕汗かいてるし!汚いです!さっきまで体育祭してたんですよ!?」
「…そんなら、俺だけ入ってくる。」
「え?いやあの、僕が…」
「お前はいい。俺のが汚いわな。」
「いやっ、碧さん一回しか走ってないでしょう!」
「それでも今夏だし、汗かいたよ。」
「僕のほうがかいてます!お願いですからお風呂入らせて下さい!」
「……わかった。」
「良かった…」
というのはつかの間。
「もうどっちも風呂なしで良いや。」
「!?…全然良くないですよ!!」
「おあいこさまだ。」
「いやでもっ」
「入るなら一緒に入るぞ。こんだけお預け食らわせたんだ。そのくらい許せ。」
「うぅ〜…」
どうしよう…どっちも嫌だよ…
「悩んでるならもう始めるぞ。」
「うわあっ!」
碧さんは僕を押し倒して覆いかぶさった。
目が合って、数秒見つめ合う。
「さて、どうする?」
「えっ…と」
「ん?」
にやっと笑う碧さんの顔はすぐそこ。
どっちを選んでも碧さんにとっては良いんだもんな…
「もう…どっちでも良いですよ…」
少し呆れた風に言う。
まだ一回しかしたことないのに…
「そうか?じゃあ遠慮なく。」
ちゅう
「んっ…」
結局いつも碧さんの計画通りになっている気がしてちょっと悔しい。でもそれ以上に、碧さんに触れられることは嬉しい。
ちゅぱっ
という音とともに唇は離れて、僕の体が宙に浮いた。
「ふぁあっ」
「なんて声だしてんだ…ベット連れてくぞ。」
「はい…」
恥ずかしい…絶対顔赤い…
だから手で顔を隠したのに
「顔隠すなよ」
っていって無理矢理僕の手を剥がした
「手はここに。」
そういって碧さんの首に回された手は熱くて、思わずぎゅっと力を込めてしまった。
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