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18歳以上ですか?
知らない好意。にしおりをはさみました!
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知らない好意。
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帰ろうかなあ。と教室を出たときだった。
「あのっ、清水くんっ!」
「…青柳先生?なんですか?」
「少し、時間あるかな?」
「?…ありますけど…」
「良かった。聞きたいことがあって…場所変えても大丈夫…?」
「はい…」
聞きたいことのために場所を変えることを少し不思議に思ったけど、青柳先生だから。と、特に怪しむこともなくついて行った。
「なんですか?」
「あのね」
「はい…」
「えっと…」
「??」
「きっ、君のことを、好きになっちゃったんだ…!」
「え…?」
衝撃的過ぎてあいた口が塞がらなかった
「ごめん…体育祭で話した時からずっと気になってて…それからは自然と目で追ってた。笑顔が頭から離れなくて…ああもう好きなんだって思ったら止まらなくて…」
「……」
「ほんとにごめん…困らせたかったんじゃないんだ。ただ伝えたかっただけで、答えは望んでないから…」
そう言う顔は確かに真剣で、先生の性格的にも冗談だとは思えなかった。
青柳先生は悲しそうな顔をして、そのまま帰って行った。
僕はしばらくそこから動けなくて、どうやって帰ったかも覚えてない。
あれは…告白?
こういうのは、碧さんに言った方が良いのだろうか。もちろん断るけど!!
あっ、返事はいらないって言ってたっけ…
どうしたら良いんだろうなあ…
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