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最悪な日。④にしおりをはさみました!
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最悪な日。④
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涙も出なくなって、罪悪感が残ったまま、教室へと向かう。
足取りは重い。
涙で顔はぐしゃぐしゃなんだろうな…
ドアの前で深呼吸。
ガラガラ
「電気もつけないなんて…悪趣味ですね…」
微かに明るい夕暮れを背に、その人の顔は逆光で見えづらい。
「お、来たね、別れてきた?って、その顔を見れば充分わかるね…」
「……」
近寄られて後ずさる
「そんなに警戒しなくていいよ、これでやっと、君は僕のものだ。」
「っ…!!」
抱きしめられた、息ができない、苦しい。
どんどんと先生の胸板を叩くと、離れた。
「僕は、貴方とは付き合いませんよ。」
「え…?どうして?だってほら、学校に…」
「藤原先生とは別れました、もう、なんの関係もありません。今言っても、だれも信じませんし、事実じゃなくなりましたから。」
これが、僕の考えた1番の答え。
「だからもう、僕達に関わらないでください…それじゃあ…」
「ま!まって!」
手を引っ張られる
「離してください…」
「じゃ、じゃあ!藤原先生とより戻して良いから!僕ともつきあってよ!」
こんなに苛立ったのは初めてかもしれない。
僕はこんな人に傷つけられたの…?
碧さんだって…
「もうっ!!!離してください!!!」
「おう、そうだ、離さないとお前牢屋行きだぞー」
『えっ?』
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