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藤崎家の長男・立春にしおりをはさみました!
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藤崎家の長男・立春
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チョコレート♡パニックではまだ幼児の立春です。
ストロベリー♡ベイビーでは、僕と秋乃のお話をするそうですよ？
僕はパパが好きで、パパはママが好きで、ママはパパが大好きで、秋乃は僕が好きみたいです。
「兄さん起きて！」
「やだぁー…」
「襲うよ？」
「それは、もっとやだぁー…」
僕は小学校を卒業して中学生になりました。
今日は入学式だったような…。
秋乃は小学四年生になった。
「兄さん入学式に遅刻する気なの？」
「入学式！？」
「起きちゃった…(・д・)ﾁｯ」
今はまだ二段ベッドで、僕は二段ベッドの上から落ちて下になった。
下になったら秋乃がベッドに潜り込んで来て狭くて、抱き付かれて動けなくなる。
小学生のくせに僕と身長変わらない…。
絶対に抜かれる！！
大きくならないように呪いかけなきゃ…。
「んー…この学生服大きくない？」
「兄さん卒業する頃にはいいんじゃない？」
「うるさい！」
「俺が着る頃には小さそう…」
「うるさいよ！」
もぞもぞとベッドから出ようとすると、秋乃がベッドに潜り込んで来て僕を組み敷こうとするが、力ではまだまだ僕の方が強い。
「痛い痛い兄さん痛いよ！」
「僕を押し倒そうなんて10年早いよ」
「10年以下で兄さんを押し倒すから覚悟しといてね？」
秋乃は不敵な笑いを残して、部屋を出て行った。
「あぁ！顔を洗ってご飯食べて歯磨きしなきゃ！パパに怒られちゃう！！！」
慌ててベッドから出て、リビングへ行く。
「立春おはよう」
「おはようパパ♡」
僕のパパはイケメンで料理が上手です。
「律ぅ？」
「秋さんおはようございます」
「おはよう…ねむぅーい」
「ちゃんと起きてくださいね？」
「うぁーい」
毎朝見てて思うけど、パパとママは僕が物心付いた頃も、今もラブラブです。
「パパ時間大丈夫？」
今日は入学式だから、パパとママは入学式に付いて来てくれる。
恥ずかしいけど嬉しい♡
小学校入学の時は秋乃は保育所を（駄々を捏ねて）休んで来てくれた。
秋乃が小学校入学の時、僕はもう通っていたから校門の前で関屋さんに撮ってもらった。
「律スーツ！スーツ！」
「準備してありますよ」
「秋乃も学校行く準備しなさい」
「俺も行きたい…」
「小学校は保育所のようには休めません」
「秋乃、お兄ちゃん好きだもんね？秋乃が帰って来たら【月のうさぎ】で写真撮ろうね？」
「んー…分かった、行ってくる」
「秋乃」
「兄ちゃん…」
「いってらっしゃい制服のままで【月のうさぎ】で待ってるからね？」
「うん！」
「うわっ！」
「兄ちゃん進級おめでとう…」
「うん、ありがとう」
僕はパパとママが好き大好き♡それは一生変わらない。
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