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3.言えない気持ち11*にしおりをはさみました!
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3.言えない気持ち11*
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そろそろ慣れてきたつもりだけど、やっぱり辛かった。いくら栗原との茨の恋路のためと言えども、限界というものがある。
「そうか、悠生は淫乱だな。でもそのほうが俺は好きだ」
「はいっ、はひぃっ、あっ、あんっ、ありがと、うっ、ございます……!」
ただ、僕が荒川さんの挿入に感じているのも紛れもない事実で、それがまた、たまらなく辛かった。いつものように気持ちいいところだけを擦られると、どうしようもないのだ。
僕は目からも性器からも、水に似た何かをそれぞれ滴らせた。
「あっ、あぁ……気持ちいい……っ、気持ちいいぃ……あぁぁ……!」
やけになって「気持ちいい」を連呼してもそんな感情は振り切れるはずもなく、惨めさが増すだけ。
「そうか、それならもっと気持ち良くしてやるよ」
「あっ、ありがとうござ……っ……」
ーーどうして? 荒川さんが機嫌を悪くするようなことは何も言っていないし、きちんとお礼も言ったのにーー
荒川さんはまた僕の首を絞め始めた。酸素の回らない頭で考えたけど、なんの心当たりもない。
「やっぱりだ! 首を絞めるとケツ穴も絞まるもんなんだな、淫乱め!」
「く……ぅ……っ、ぁ……」
荒川さんが何か言っているようだけど、よく理解できなかった。遠ざかっていく意識の中、より激しくなった荒川さんの腰の動きだけは、鮮明さを増していく。
荒川さんのものが大きくなったのか、僕が荒川さんを締め付けているのか、それともその両方なのか。
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