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7話【そういう事は夜に!】にしおりをはさみました!
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7話【そういう事は夜に!】
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俺は今、大豪邸の前に立っている。絵翔の家だ。絵翔の家族は代々芸術家で桜庭美術館と言う美術館が作られるほど有名。そこには桜庭家の人の作品だけが展示されていて、そこには絵翔の絵も展示されている。そんな家系だ。こんな大きい家が出来るのも経緯が想像できる。
俺はそんな家のチャイムを押す。ここの家のチャイムは毎回、音が違うらしい。前回俺が聞いた時は皿が割れる音で、家の中で混乱が起きていた。
そんなことを思い出していたらメイドの田村さんの声がした
田村「お待ちしておりました球輝様、既に戦闘が始まっております」
球輝「わかりました、すぐに絵翔の部屋に行きます」
正門が開かれる
球輝「よし、行くか…絵翔を起こしに!」
〜球輝が家に着く5分前〜
絵翔の部屋にてロックな曲が大音量で演奏されている。すると勢い良く扉が開いて文弥が部屋に入ってくる
文弥「五月蝿いのですよ!」
音葉「やっぱり起きないか…SPの皆様ありがとね〜」
演奏していたSPが帰っていく
文弥「朝からこんな大音量で演奏して!迷惑極まりありませんよ!不愉快です…」
音葉「とか言って1番までは必ず演奏させてくれるフミ兄(文弥)、俺大好き」
と言って部屋から出て行く
文弥「う、五月蝿いのですよ…//」
そこに母が登場
母「よし文弥!一緒に絵翔を起こすわよ!」
文弥「珍しいですね、お母様が絵翔を目覚めさせる儀式に参加するなんて」
母「貴方達が頑張ってるんだもん!私も頑張らないとね〜」
そう言って指を鳴らすと武装したSPが現れる
文弥「残念ですけど私はパスです。私は眠いのですよ…」
母「つれないわね〜」
その時、銃声が響く。SPの一人が倒れる、その光景を見て文弥は走り出す。そして警官の格好をして戻って来て
文弥「くそ…一人やられたか…ここは私に任せておけ。メガホンはあるか」
SPからメガホンを貰う。倒れたSPに近づき
文弥「お前の殉職は無駄にしない。必ず犯人を引きずり出してやる!」
母(案外乗り気じゃないw)
文弥「全員位置につけ!油断するな?相手は拳銃を持っている!」
武装されたSPが絵翔のベットを取り囲む。その時、扉が開き球輝と田村が入ってくる
文弥「お前は完全に包囲されている!大人しく起きて来なさい!お袋さんも泣いているぞ!」
毎回何をやっているんだと俺は思う
母「人様に迷惑をかけるのはやめなさい!私は、私は貴方をそんな風に育てた覚えはないわ!…嘘よ、流石私の子よ!私も寝起きは悪かったわ…でも!こんなには酷くなかったわぁぁぁぁぁぁ…」
母が泣き崩れる…
流石、優希(ゆうき)さん演技が上手い…でも女優の力をこんな所に使わなくても…
文弥さんがこっちに気づいて駆け寄って来る
文弥「遅いですよ!さぁこいつを起こしてやってください、私は疲れました…」
俺は絵翔の耳元で起きろ、と呟いた。するとメガホンでも起きなかった絵翔が起きる
絵翔「ん…球輝…おはよう…」
どういう仕組みなのか、こいつは俺が起こすと直ぐに起きるのだ
母「凄い、一声で」
田村「皆様、食事の用意ができました」
母「は〜い!球輝くんいつもありがとね〜」
文弥「あんなに簡単に起こされたら私達の頑張りが無駄に思えて来ますよ…」
母「なんだかんだ楽しいからいいじゃない」
そう言いながら2人は部屋を去った
田村「いつもありがとうございます」
球輝「いえいえ…今日はパンイチなのな」
絵翔「ん?…うん…」
絵翔の寝起きはいつ見ても可愛い
田村「昨日、球輝様の家にお泊りした際にパンイチで寝て気持ちかったようで、早速試したいとおっしゃるので」
球輝「昨日はぐっすりだったもんなww」
田村「えぇ、私はその話を聞いて失礼ながら妄想が止まりませんでした…」
田村さんはうちの妹と同じく腐女子である
球輝「残念ながらなんもしてませんよwww」
田村「…すればよかったのに」
なんか凄いこと聞こえた!
球輝「た、田村さん。絵翔の着替え持って来てください」
田村「承知いたしました」
田村は部屋を後にした
絵翔「球輝…汗かいた…風呂入る…」
球輝「え?そんな時間ねぇぞ?」
絵翔の首筋の匂いを嗅ぐ
球輝「別に臭くねえぞ?」
寧ろ良い匂いだ
絵翔「ん〜…」
絵翔が不満そうな声を出す…どうしたら…
田村が絵翔の服を持って部屋の前に来た時、2人の会話が聞こえた
球輝「わかった、じゃあ良いことしてやるよ!」
絵翔「ん…何してくれるの?」
球輝「これをこうして…」
絵翔「ん///…気持ちいい…」
田村(え!?朝から何を!?)
球輝「だろ?もっと塗ってやるよ…」
絵翔「ありがと…ん///」
田村(え?ローション?ローションなの?)
球輝「何、感じてるんだよww」
絵翔「えへへ、球輝の匂いだ…」
球輝「今、背中も塗ってやるからな」
田村(ダメよ…ダメよ!)
絵翔「ん///あっ///」
球輝「変な声だすなよwww」
絵翔「だって気持ちいいんだもん…」
田村(ダメェェェェェェ!)
田村は我慢ができずに飛び出す
田村「何、朝からローションプレイしてるんですか!そういう事は夜に!私の前でやってください!…あれ?」
球輝「シーブリーズですけど…」
田村「あ…恥ずかしい…でもこの感じがたまらない…」
田村さんは変態でもある
球輝「そんなことより絵翔の服をください」
田村「こちらです」
仕事してる時と変態モードのギャップが凄い
絵翔に服を着させる。絵翔が甘えて来るからハグをする。その後洗面所に向かわせる。これが毎朝の流れだ
田村「毎朝ありがとうございます…いろんな意味で」
最後の言葉いらねぇよ!
少しして絵翔が戻って来て、俺たちは朝ごはんを食べるために部屋を出た
テーブルの上には豪華な朝ごはんが並べられている。俺はいつものように絵翔の椅子の隣に座る
母「もしよかったら、フルーツでもどうぞ」
球輝「ありがとうございます。いただきますね」
文弥「貴方がもっと早く来ていれば私はこんなに早く起きなくて済むのですが…」
音葉「まぁまぁ」
文弥「貴方の爆音で起きているのですよ!」
音葉「面白い表現するね〜爆音か〜」
文弥「嫌味を言ってるのがわからないのですか!?馬鹿なんですか!?」
俺はふと思った
球輝「絵翔は俺が起こすんで、なんもしなくていいですよ?」
桜庭家「え?」
球輝「いや、絵翔の事は俺に任せて、寝てるなら寝てるで、仕事するなら仕事するで…」
母「そんなのダメよ!!」
球輝「え?」
母「頼りっぱなしなんてダメだと思うのよ」
文弥「人様に任せて家の者が寝ているなんてそんな失礼な事は出来ません!」
音葉「そうだよ!朝から一曲弾けるなんて、こんな幸せな事は無いんだよ?その幸せを奪わないで!」
球輝「一人本音出ちゃってるよ!」
文弥「とにかく!貴方はいつも通りの時間に来るのです!早めに来るとか考えないように!わかりましたね!?」
みんな案外楽しんでやってるんだなwwwこれはみんなの朝の楽しみを奪っちゃいけないな…
END
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