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気持ち..9にしおりをはさみました!
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気持ち..9
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「はぁッ、はぁッ、はぁっ…!!」
クローロが気を失っても。
絶叫したクローロの声が、
耳から離れない。
離したくない。
息が切れ、ボンヤリとした思考のままクローロの血を舐めてみたら。
苦しくなるほど、
甘かった。
僕は鮮やかな赤が散るシーツを目に焼き付けると、
タオルケットを体に巻き付けてドアの方へと歩く。
ドアを少しだけ開け、
ドアの外に控えている使用人に「医者」と一声かけると、
悲鳴とかも聴いていたから察したんだろう、
その子達は震えた声で僕に返事をすると、
パタパタと走って行った。
それを確認して、僕はまたベッドへと戻る。
それから、クローロの腕の付け根と足の付け根をバンドでキツく縛って応急処置を施すと、
シャワーも浴びず、奥の部屋へと足を向けた。
「さよなら、クローロ…」
そう言い残して。
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