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まさかの展開 3にしおりをはさみました!
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まさかの展開 3
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小さくて聞き取れなかった馨は聞き直そうと不思議そうな声を上げる
「なんでもない。…飯食べれそうか?」
その誘いに一瞬考える
ここで断った所で帰れるわけではないし、折角の誘いをなんだか断ってはいけない気がした
「……はい、なんとか」
「歩けそうだったらリビング来いよ。…んな広い家じゃないし、迷わないはずだから」
馨は静かに頷くと、彼はそう言って部屋を出ていった
再び静かになった部屋
早く家に帰らなくては棗が心配するのに、此処がなんだか居心地良い…
(番…だから?)
触れられても不快感は何もない。むしろもっともっとと強請りそうになる
「……何考えてるのさ、俺は…」
一人で百面相みたく表情を変えては沈んだように落ち込む
(番ならない、絶対ならない)
そう自分に言い聞かせてるのに…
"惹かれる"
(吊り橋効果…かな)
急にあんなことに巻き込まれたから気が動転してるだけ…
そう思い、馨はベッドを出た
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