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あたしの事情 奏里sideにしおりをはさみました!
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あたしの事情 奏里side
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「あたしらしく、堂々とね!」
「はい…」
「恥ずかしいからって下向かないの!不自然でしょ?」
「うぅ…むりだよぅ…恥ずかしい…」
「ここまできたならやるしかない!」
「わかってるもん…」
「そっか!じゃあよろしくね!」
「…うん。努力はする、けど…」
「ほい、いってらっしゃーい!」
「…いってきます」
相当嫌だったのか(そりゃそうだ)、半泣きで顔を真っ赤にして下を向く奏太は、めちゃくちゃかわいい。
あたしなら絶対にすることのない表情だ。
あたしは玄関で1人、くすっと笑う。
あたしになり切るためにはメイクは必須。
でもおにーちゃんには絶対にナチュラルメイクじゃないとだめって誰かさんが言うと思ったから、いつものあたしより薄めに。
スカートも短くないとだめ。
でもおにーちゃんも嫌がるし、そんなに足を晒すなんてあり得ないって誰かさんが言うと思ったから、いつもよりスカートを折るのも控えた。
…うん、似合ってたな。
「まったくもう…、ここまでお膳立てしてあげたんだから、頑張ってよ?
…晴(はる)。」
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