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私の狂気 千夏sideにしおりをはさみました!
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私の狂気 千夏side
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作者のえなです!(`・ω・´)
解決編が長引いて本当にごめんなさいorz
話も飛び飛びでわかりづらいかと思いますが、付き合って頂ければ幸いです…
流血注意です!(´・ω・`)
___________________________
私は小学生のとき、陸上をやっていた。
全国大会に行けるレベルには、かなり良い線をいっていたと思う。
実際、小6のとき、それまでの自己ベストを比べれば全国大会に行っていたのは私だった。
しかし、大会前日。
私は交通事故にあった。
後に発覚したのは、私の次に足が速かったやつの母親が、わざと私を車で轢いたということだった。
医者に「もう走ることはできないだろう」と言われた時。
そいつを殺して、母親も殺して、私も死のう。
決めた。
思っただけじゃなく、決めた。
陸上を失った私には、もう何も無いのだから。
陸上だけが私の世界だった。
世界を失った私が生きる意味なんてなかった。
面会・謝罪に来た母親と、くっついて来た子供。
2人が退出した後、医者に
「あっ、あのお母さん、お財布忘れてったみたい!
そういえば伝えたいこともあるから自分で届けに行ってくるねー
先生はついてこないでよ!きかれたらちょっと、恥ずかしいし…」
と極めて明るく、はにかむような演技をしながら伝え、車椅子に乗って後を追いかけた。
医者は目論見通りなにか勘違いしてくれたのだろう、笑顔で見送ってくれた。
忘れてった(実際には抜きとった)財布の中には、こっそり小さな果物ナイフを入れてある。
大きい方がやりやすいけど、小さくても人を殺すには十分。
車椅子はあまり音がしないので、楽しく談笑する親子は私が背後にいることに気づいてない。
まずは、アキレス腱。
逃げられたら困るから。
車椅子から屈むようにしてナイフを一直線に振るうと、バチン、という音がした。
「…あ"ぁっッ!!!! な、なに!?」
「ぃ…!!!いだい!!!いたい!!
お母さんんんっ!!!」
別に、殺すのが目的で苦しむ姿が見たいわけじゃない。
______はやく、ころしてあげよう。
殺されるときに見る顔は、憎悪に染まった顔よりも、可愛らしい笑顔がいいよね。
笑顔で、見送られたいよね。
私は、自分なりの極上の笑みを浮かべて。
「ばいばい」
ナイフを振りかぶった。
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