アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
不安な時間 晴sideにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
不安な時間 晴side
-
中から何か物音が聴こえる中、俺と奏里は廊下に置かれたベンチに座っていた。
奏太は大丈夫なのだろうか。
内臓にダメージが無ければいいが…
そんな不安ばかりが頭をよぎって、ぐるぐると回る。
なんで俺はこんなときに何もできないんだろう。
なんでいつも、肝心なときに間に合わないんだろう。
奏太。奏太。奏太…。
ごめんな、俺が弱いばかりに、痛い思いをさせちまって…。
お願いだから、無事でいてくれ…
手を組んで、願う。
きっと、奏里も奏太の身を案じているのだろう。
自然と二人とも無言になった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
58 / 104