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衝動8にしおりをはさみました!
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衝動8
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「神田くん、はい、タオル…使って…?」
高槻は俺にもう一度タオルを差し出した。
泣いてしまったこと、仲直り?ができたこと、今顔が涙とか鼻水とかでぐちゃぐちゃなこと、
色々恥ずかしくて、
俺は下を向いて、目まで瞑ったまま、手を伸ばした。
布が手に触れて、それを手前に引っ張った。
「ファッ!?神田くん!?そ、それ、ちがっ!ぁう゛ぇっ!?!」
「えっ!ぅわっ!!」
どさり
今度は高槻が俺に覆いかぶさるようになって倒れた。
「いてぇ………」
「す、すいません、俺がちゃんと渡してればよかったのに…っおぶ!」
カバっと起き上がろうとする高槻を腕で抑えこんで、
高槻の胸に顔をうずめた。
また心臓がばくばくする。
高槻の体温が心地良い。
「えっ、えっ、ちょ、かん、神田くん!?」
「うるさい、今、恥ずかしいんだから、見んな」
ファッ!?えっ、なにこれは、フラグなの?えっ??
とかなんとかよくわからないことをほざく高槻を放っておいて、
俺は精一杯の『ごめん』を込めて、思いっきり抱きしめたら、そっとだけど高槻も抱きしめ返してくれた。
ついでに、俺よりがたいがいいことにむかついたので、
高槻のセーターに鼻水をおすそ分けしておいた。
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