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正体9にしおりをはさみました!
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正体9
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風呂場から出て、寝室へ向かう。
「……あ、上がりました…」
おずおず部屋の中に入ると、高槻がベッドの端に考える人のように腰掛けていた。
「………なにしてんの」
「あぁ。精神統一さ。」
「……そ、そう……」
「神田くん……………………」
高槻はスッと立ち上がり俺の前に立った。
一瞬にして目の前から高槻の姿が消え、下に視線を動かせば、床に頭を付ける高槻が居た。
所謂、土下座、というやつ。
「ごごごめんなさい!!!」
「は?なにが?」
突然謝られ、訳がわからない。
「いやぁ、あの、そのですなぁ………
お風呂の時のことなんですけど……」
お風呂の、時…………………?
ブワァっと脳内に風呂場での出来事が倍速で再生され、再びあの時の羞恥が蘇る。
「あの時は本当に…」
「やめろよ!!恥ずかしいから!!」
「え、でも、神田くん、めっちゃ怒ってたやんかぁ」
「なんで関西弁になるんだよ、別に怒ってねぇし」
「でもフェラ、」
「うるせぇ!…だから、その…き…気持ちよかったから、いいの…!」
こんなこと言わせるなんて。高槻許すまじ。
ただ気持ちよかったのは事実。
だから怒ってないのもホント。
今、俺の中を占めているのは…、
「…だ、だからっ……早く…し、しよ…?」
一世一代の大告白。
こんなこと普段の俺なら絶対言えねぇしこれからも言えることなんて無いと思う台詞。
「す、するっ!!仲直り!!」
阿呆がぁあああああ!!!!!
え?なに?馬鹿なの?なんなの?死ぬ?死ぬの???
俺は怒りと羞恥で真っ赤になりながら小刻みに震えた。
「てめぇ喧嘩売ってんのか、あぁ!?」
「ヒィィッ!!!ううう売ってましぇんん!!!」
「じゃあなんなんだよ!俺が折角…!!」
「せっせっかく……?」
「せっかく………せっ…………えっ………よ、夜の営みしようぜっつってんのに……!!」
ないわぁ。ないわぁまじないわ俺。
夜の営みって……あぁもうやだよぉ消えたい。
しかし啖呵を切って、高槻の襟を掴んでしまったので、どうにも引っ込めない。
凄んだ顔でどうにかやり過ごそうと踏ん張る。
「ひょっwwwよる、夜の営みwwwww」
…こ、こいつ…………!!!!
「てめ、あっ!?」
ぼすんっ
高槻が後のベッドへ倒れこみ、俺もつられて倒れる。
ぎゅっと抱き締められて、身動きがとれなくなる。高槻の顔が近い。
やっぱりこいつがかっこよく見える俺ってやばいのかな。
「ほ、ほんとに、怒ってない?」
「……ねぇよ」
「ほ、ほんとに、えっちしてもいいの?」
「……いいって」
「ほ、ほんとに、」
「しつこい!!」
不安げに質問を繰り返す高槻に我慢ならなくなって、俺の方から高槻に口づけた。
「か、神田くんからとか、初めてっ!!」
そうだっけ……?
そういえば、いつも俺からしようとしても俺の理性と照れがどうしても俺を引き止めていた気がする。
もう一度、俺からキス。ちゅっと音を立てて唇を離す。
ぐるんっと視界が回って、高槻に組み敷かれる。
そのままキスが続く。
「ん、ふ…っ、ン、」
「ン、神田くん…っ」
飲み込めなくなった唾液が口の端から垂れる。
普段ならこんな時はすぐに高槻が指で掬ってくれるのだが、今日はキスにお互い夢中で、そんなことはどうでもよかった。
高槻に服を脱がされる。
やはりこいつ、脱がせるのうまい。
照れる間もなく、俺はまた素っ裸にされた。
「ぅ、ちょ、あんま見んなよ…」
毎日部屋で軽い筋トレはしてるから、見られて恥ずかしいような体型じゃないけど、
高槻の視線が身体を舐めまわすようで、羞恥が込み上げる。
「あ、ダメだよ隠したら。」
閉じた足を強引に開かれる。
M字開脚みたいな格好をさせられて物凄く恥ずかしい。
「えっ無理っ恥ずい!」
「大丈夫大丈夫…」
と、高槻がまたキスを再開した。
今度は乳首も一緒に弄られる。
胸の突起を摘まれる度に身体がびくっと震える。
キスで口を塞いでいなかったら声が漏れそうなくらいだった。
「んっんんっ…ふぁっ、ん、う…っ」
「は…やっぱり、神田くん、乳首好きだね」
「ちっちがうぁっんんっ…ひっあ、っ!」
さっきまで土下座してたとは思えない変貌っぷり。
なんでいっつも俺の身体触るとき言葉攻めみたいなのしてくるわけ!?
すっげぇ恥ずかしいんだけど!!
…で、でも…そういうので俺の感度が上がってる気がするんだ、よ、なぁ……………
「ほら、神田くん乳首だけで勃つんだし、やっぱ好きでしょ?」
ぎゅうっと強めに両方の乳首を摘まれて、快感が押し寄せる。
「んああっやっあ、す、好きっだ、よ…っ!!ひぅっ、悪ぃかよ…っ!!」
「ほんとに、………すごい可愛い。」
高槻がふっと俺から離れたと思ったら、身体に冷たいものがかけられた。
「わっ、な、なに」
「へへ、ローションだすよ」
「ローション……っ、えっちょ、あっ」
「ここに使うんです…!」
高槻の指が俺のお尻の穴に1本突っ込まれる。
指1本だけでもだいぶ異物感がする。
これ、ちんこ挿れたらおれのケツどーなんだよ!!
「やっぱり、お風呂入って正解だった。もう、ちょっと柔らかい」
「ふ、ん…っ、なんか、キモい…」
入口辺りをぐにぐに押される。
便を出してるような感じがして、ちょっと嫌だ。
「神田くんは入り口あんまり好きじゃないみたいだね」
「だってっ、なんか、うんこしてるみてぇ、だしっ…」
「わはぁ……なるほど。」
ぐっと穴を広げられ、指が急に3本に増えた。さすがにちょっと痛い。
高槻の指は入り口から少し奥へと移動する。
3本がそれぞれバラバラの場所を刺激して、変な気分。
「ひっ、う、いって、ぇ…っん、」
「ごめん、でも、たぶんすぐ慣れるから」
ずっ、とさらに指を奥へ挿れられる。
「いっ…てぇよ、へっ、たくそ…っ!!」
「んーおかしいなぁ………」
ずちゅっぐちゅっ
ローションで指が大きく出入りする度に卑猥な音が鳴る。
おかしい。
さっきまで、痛かったのに。
気がつけば、萎えていたはずのモノがまた復活していて、
俺の息も上がっていて、
「ぁっ、く、…うぁっ、あ、んっ」
「はは、気持よく、なってきた…?」
ずりゅっと高槻の指がある一点を擦った時、身体が大きく仰け反った。
「ひぁあっ」
俺自身何が起こったか分からず、はてなを浮かべる。
なんだ今の。
高槻を見ると、にたぁっと笑っていた。
嫌な予感。
当たる方の嫌な予感。
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