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正真6にしおりをはさみました!
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正真6
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両親が亡くなった俺を誰が引き取るかで親族は揉めているようだった。
なんせうちは愛の逃避行夫婦だったから。
それを見計らってか、友のお父さんが、
『尊、小学校卒業したら、おっちゃんの経営してる学校には入れ。』
と言ってくれた。
それが今の学校なんだが。
まぁつまり、俺は裏口入学的な立ち位置に居る。
俺の学力じゃ普通この学校には入れないし、金もない。
俺の親権は事実上ばあちゃんが持っているが、実質、咲田家の息子状態だ。
あ、友は理事長息子だけどちゃんと頭がいいから裏口入学とかではないぞ。
そんなこんなで中高一貫、エレベーター式で高校までやってきた。
中学時代の俺は人間不信と思春期が重なってひどい有様だったと思う。
素行も悪けりゃ、頭も悪い。
よく教師から『何だその目は!お前のために言ってるんだぞ!』と説教を受けた。
だけど、その頃の俺には全部が嘘に聞こえたから、教師なんか特に嘘つきのクズ野郎にしか見えなかった。
ずっと一緒にいて、ケアを続けてくれていた友や鈴子には、不信感が薄れ、にわかに笑顔が出せるようにはなっていた。
それでも、その笑顔には作り笑いが大半で、俺は心を閉ざすことが増えていっていた。
高校に入学する際に、友は寮部屋を俺の隣にしてくれと、父親に頼んでいたが、さすがに学年が違うため了解は得られなかった。
外部受験者が多いうちの高校でまた人間不信が酷くなるのではないかと、友は心配しているようだった。
本来の自分を隠し、仮面を着けて、違う自分を演じることで、人間不信を忘れようとしている俺にとって、友の心配は要らないものに感じた。
しかし、友は逆にそれが心配なのだと、強く言い張っていた。
でも、まぁ、それは、高槻に出会う前までのお話。
ここら辺で神田くんの過去編終わります。
長くなってすいません!暗くてすいません!しかも分けわからなくてすいません!
神田くんは高槻のキモさ(正直さ)に結構救われているところがあります。
神田くんの人間不信は今はだいぶ治ってきてます。
ちなみに、神田くんの性に対する抵抗感や嫌悪感は人間不信が自分自身にまで影響して拗らせてしまったものです。
あーやっとえろがかける((
byさりお
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