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召喚2にしおりをはさみました!
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召喚2
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どうしてクラスの違う俺達が同じバスに乗っているのかというと、
この学校の遠足の制度は少し変わっていて、決められた距離の中でなら、それぞれのクラスで好きな場所に行ける、という制度になっている。
つまり、高槻たちのクラスと、俺のクラスで行く場所がかぶってしまったのだ。
これが同じバスに乗っている理由。
……………で、だ。
実は遠足の班も、高槻と俺は同じ。
この理由は少し長くなる。
遠足の訪問場所が同じである、ということを知った高槻。
こいつのクラスの委員長は、こいつら仲良しグループの1人である堤だ。
もう何が言いたいかわかったか?
高槻が、堤に頼み込んで、俺らのクラスと合同遠足に決定となった。
で、どうせなら班もクラス混ぜようということで、話し合いやら何やらの結果、この有り様である。
ちなみに、この時に、高槻は堤に問い詰められ、俺達の関係を洗いざらい吐かされたらしい。
男女3人ずつの6人班
のはずなのだが、
なぜこの6人が集まっているかというと、
俺(神田)、高槻、穂樽
堤、冬見、佐藤
の3人ずつに分かれたはずだった。
だったんだけど、
『イチャコラすんな鬱陶しい!!』
という冬見の一言から、二班で一緒に行動するというトンデモな末路を送っている次第。
一番かわいそうなのは、この二班、というか、俺達に振り回されてる女子なわけだけど。
ちらっと女子が座っている方を見ると、楽しそうな会話が聞こえた。
「最初は勝手すぎ!って思ったけどさ〜!」
「ね!うちら超ラッキーじゃんね!」
「昇平くんいるし、ホタルもいるし!」
「佐藤くん可愛いし、堤くんに任せとけば後はもう決めてくれるし!」
「まぁ高槻はあれだけど…」
「あれ?高槻って眼鏡外すと結構いい顔してるの知らないの?」
「「「「まじか。」」」」
「それに、一匹狼の神田くんと仲良くなれるチャンス…………!」
女子怖い。
なるほど、分からなかったけど、この班、顔面偏差値高いらしい。
高槻もなんだかんだ狙われてる、のか?
もやっとしたものが腹の中に現れる。
高槻は、もう俺のだし。
って、なんだこれ!恥ずかし……
なんだかんだ楽しくやれそう、かもしれない。
ちなみに向かう先は水族館と動物園が隣り合わせになってるところ。
現地に着いたら各班で自由行動。
12人でぞろぞろ歩くってなんだ。
傍から見たらちょっとあれだ。
「神田、なにニヤけてんだよ」
「え。ニヤけてた?」
「きもかっ「可愛いhshs」…た〜か〜つ〜き〜!!!遠足中はそういうの止めろっつったろ!!!!」
「あ、ごめんつい(・ω<)」
「うわうざ。」
「団体行動を乱すなよ高槻」
「動物園で青姦とかヤメテね高槻」
「帰ってもいいよ高槻」
「今からバス降りなよ高槻」
「みんなの前でそういうこと言うのほんと無理高槻」
「ひどい!!!!!!!!」
なんとか仲良くやってけそう。
高槻いじりしていたら無事目的地に到着。
さぁ楽しい遠足の始まり!ってなればいいとは思う。
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