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メリークリスマス。番外編。にしおりをはさみました!
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メリークリスマス。番外編。
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「手つなごう。」
「嫌だっ!見られちゃうよっ!」
今は、兄さんと町中を歩いている。
手繋ぎたい。
繋ぎたいけど、学校の人とかに見られたら困るからできない。
手が寂しい...
そう思っていると兄さんが、
「こうすればいいだろ。」
「へ?...わっ!」
兄さんは僕と恋人つなぎをし、その手を兄さんのコートのポケットのところに突っ込んだ。
これは普通に手を繋いでるように見えると思う。
でも兄さんは手を繋げればそれでいいらしく、思いついたのがそれしかなかったんだと思う。
兄さんがすごく愛おしく感じた。
「...もう少し...だな」
「え?あ、そうだねっ!僕兄さんと来たの始めてだから嬉しっ...」
「あんまり可愛いこと言うと、俺の下のトナカイが走り出すからやめて。」
まず、スルーして僕はスタスタと歩き出す。
兄さんはつっこめよ、みたいな顔で見てきた。
少し歩くと、クリスマスツリーの上にある星が見えてきた。
その星は僕の顔より少し大きいくらいで、町の真ん中にあるだけ、すごく大きかった。
そして、やっと目的地についた。
ツリーの光が僕等を照らした。
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