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最低なのはどっちだよにしおりをはさみました!
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最低なのはどっちだよ
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〈木村side〉
「お疲れさん。結構よかったぜ?」
「かっ、会長!」
扉の先には生徒会長と、会長の横をいつも歩いている双子、市川明治と昭和だ。
「お前ら阿部をさっき言った場所に運んで行け。」
会長はそういうと双子は「はいっ!」と言い二人がかりで宗太郎を持ち上げどこかに運んで行った
「じゃ、お前らも帰りな。途中まで送ってく。」
「会長……。」
「新一?」
「なんだ?花田。」
「……会長は宗太郎のこと、どう思ってんですか?」
は?
どうした新一。
「はっ?何を言い出すかと思えば。
なぜだ?」
「いや、なんとなくです。」
「ふっ、じゃあお前はどう思ってんだ?」
「えっ?俺っすか?まぁ、最初は一応友達と思ってたんですけどね。」
思ってた……?
「なんか、今となったらただの性奴隷。
それ以上でもねぇ。」
!!!
「てめっ新一!!」
俺は新一の胸ぐらを掴み壁に押し付けた
「ぐっ…なんだよキムタケ。」
「お前さっき宗太郎が言ってたこと聞こえなかったのか?あぁ?」
「聞こえたよ。それがなに?」
新一はキッと俺を睨む
「お前。最低だよ。宗太郎なんも悪くねぇのに俺らに泣いて謝ってきたじゃねーか!
それなのにっただの性奴隷ってなんだよ!」
「……最低なのはどっちだよ。」
「は?」
「元はと言えば宗太郎だって生徒会長に歯向かったのが悪いんだよ。」
「てめっ!」
「しかも、嫌がってる宗太郎見ておっ勃ててたの誰だよ。」
「!!」
新一は俺の手を払いのけた
「宗太郎が嫌がってることを知りながら穴にぶち込んだのは誰だって聞いてんだよっ!!!」
なにも言えなかった。
確かにそうだった。
偽善者ぶってた俺が恥ずかしくなった
「喧嘩はそこまでにしろよ。」
会長は俺と新一の肩をポンポンと叩いた
「ちなみに俺は阿部のことただのオモチャとしか思ってねーよ。俺を楽しませてくれる最高傑作なオモチャだとな。」
今分かった。
会長はこれが目的で今日のショーを俺たちに選んだんだ。
何も言えない俺はただただ悔しかった
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