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転校生⁈4 晃sideにしおりをはさみました!
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転校生⁈4 晃side
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晃side
転校生は蓮の部屋にあっさりと招待された
…幼馴染みなら部屋に呼ぶくらい普通だ
そうだ、俺だって瀧や翠達を呼んだ事だってある
そう自分に言い聞かせるが、どーしても何を話しているのか気になる
蓮に限って浮気なんてないだろうが…多分…
あーー！自信が持てない自分が恨めしい！
前に蓮以外の奴が電話に出た時もそうだった
信じているのに確証が持てない
蓮だったら俺を誤魔化すぐらい赤子の手を捻るより簡単だ
現に制裁の時も椎名の時も誤魔化されてたし、蓮は肝心な事は何も言ってくれなかった
その上、蓮は他人の心配は良くするくせに自分の焦りや辛い、苦しいなどの感情を隠すのが上手い
瀧のように作り笑顔で隠すよりたちが悪く、最悪な事に隠してる事さえも気づかせて貰えない
なんでも一人で出来てしまうから頼るという文字を知らないのか、それともただ単に俺に弱味を見せたくないのか…
ならば、あの幼馴染みには見せているのか
転校生は年上に関わらずタメ語だし…
そんな事を考えていたらあっという間に朝を迎えてしまった
「おはようございます会長…すごい隈ですよ、大丈夫ですか？」
「あぁ、考え事してたら朝だった」
「……何を考えていたんですか？」
「よく好きに理由はいらねぇつうけど、理由が無いと自信が持てねーんだよ
蓮は俺の何が良くて付き合ってるのか」
「それは……ちゃんと直接聞かないと分からないでしょう
一人で悩んでも答えなんて見つかりませんよ」
「だよな…ありがとうな瀧」
会話が丁度良く終わった時に双子と剛史、蓮に転校生まで集まった
……危ねー聞かれる所だった
「全員集まったな、じゃあ仕事量を見て転校生に校内を案内できる奴を決めるぞ」
「ちょい待ち！俺、会長様に案内して貰いたいねんけどええやろか？」
俺に⁈
「虎賢‼︎」
蓮の咎めるような声に転校生もビックリしていたが、転校生は何も言わずに俺の答えを待っていた
……蓮のあんな声初めて聞いたな
俺が転校生と話すと都合が悪い事があるのだろうか？
くそッ！
この際、蓮の事は置いといて先ずはこのニヤニヤと笑っている転校生からどうにかしてやる！
「……分かりました
瀧、悪いが俺の仕事任せた」
「いいですよ」
「悪いな、じゃあ行ってくる」
扉が閉まる瞬間、蓮の口が動いて何か言っていたような気がした
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