アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
43、「すき」と「すき」にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
43、「すき」と「すき」
-
恭は真っ赤な顔で俺を見つめている。そしてすぐに泣き出してしまう。
「・・・どう・・じょ・・・しなくて・・・」
「同情じゃねぇよ」
俺の気持ちを信じて貰えなくて、腹がたった。
だから、勢いに任せて恭を押し倒した。首筋に舌を這わせる。
「・・・んぁ・・・や・・・ぁ・・・」
いい声。可愛い。もっと聞きたい。
「・・・った、から、ここじゃ・・・嫌」
恭の訴えに我に返った。俺なにをカッとなっているんだろう?
「・・・ごめん」
手を引いて恭を起こした。恭は泣きそうな顔をしている。嫌われたかな。
「・・・きなんだよね?」
「ん?」
「・・・ボクの事好きなんだよね?」
「好きだ」
恭の声は震えている。今ちゃんと答えておかないと中学の時より酷いことになる気がした。
「ボクと同じ『すき』でいいんだよね?」
「ああ」
俺は恭を強く抱き締めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
43 / 75