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48、姫のお望み。にしおりをはさみました!
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48、姫のお望み。
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「はい。これ以上イチャつくのは、家に帰ってからにしな?下校してもいい時間過ぎてるし、このままじゃ彼、再起不能になっちゃうから」
翔太が巴を親指で指す。俺には何のことかさっぱり分からないが、恭には理解できたようで耳まで真っ赤になっている。このまま放っておくのは、恭と巴に悪い気がして、俺は二人分の荷物持つと恭に声をかける。
「恭ぉ、帰るぞ」
「はぁい」
恭は俺の後ろを付いてくる。それから昨日と同じように裏門から学校を出る。
恭はなんだか、ソワソワしている。
「どした?」
「んーん」
恭が俯いたまま首を振る。これ、恭のなんか隠してる時のお決まりの仕草。
「ちゃんと言いなさい」
恭の頭を撫でてやる。そしたら頰を染めて
「・・・手繋ぎたい」
え、それだけ?
「でも、圭ちゃんそういう嫌でしょ?だから、いいの」
俺は恭の手をとって指を絡ませていく。
「これでいいか?」
恭ははにかんで笑顔を浮かべていた。
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