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61、溺れるにしおりをはさみました!
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61、溺れる
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「はぁ・・・はぁ・・・はぁ」
恭はまだ息が整わずに肩で息をしている。俺の欲に頑張って応えてくれた証拠だ。
これ以上を望んではいけない。
それを理性では理解できている。息が大分落ち着いてきた。
「大丈夫か？」
そう聞くとこくんと頷いてくれる。
「さっきは応えられなかったけど、俺も恭のこと愛してる」
汗ばんだ額の髪をかきあげてやる。そして、額にキスを落とす。
「そっちじゃなくて、こっち」
唇を指差すので、ちゅっと音を立てて軽くキスを落とす。すると「はぁ」と色っぽい溜息を吐いて
「圭ちゃんが、もっとボクに溺れてくれればいいのに・・・」
もっと溺れてくれればって、もう後戻り出来ないほどに溺れているというのになんでそれが伝わらないのだろうか。
「どうしたんだよ」
「だって、今日これで終わりにするつもりでしょう？」
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