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百合男子~flower~ 5にしおりをはさみました!
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百合男子~flower~ 5
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「携帯ない…」
「あ、そういや俺も西嶋先輩に携帯貸してそのままだったな。ちょっと面倒臭いけど取りに行くか?」
「いや!大丈夫だから!今日は帰ろ?明日返して貰えばいいわけだし。」
もう一度あの部屋に戻る勇気がもてなかった。
恋人が二人きりで部屋の中、
やる事はもう分かってる。いずれかは受け入れなければならないのであろうが、今はそんな気分になれない。
早く家に帰って…そして1人で思いっきり泣くんだ。
「それよりこのまま家までおんぶはキツい。歩けるならさっさと降りろ、肩くらいは貸してやるから。」
「あ…うん。ごめん…ありがと…」
「謝るのか感謝すんのかどっちだよ。まあいいや、お前が無事なら。」
「あ…うん。」
それからは何も話さないままただただ家へ向かって歩く。
その時
「あっいたぞ!」
「風様に近寄るおじゃま虫は我々親衛隊が許さん!!」
「1年の癖に生意気なやろーだ」
「あっ!あいつは珠希様と馴れ馴れしく喋ってた奴だ!」
「どっちでもいい!引っ捕らえろ!」
突然こっちに向かって走りだしてくる人々、十や二十どころではない。
「なんかよくわかんないけど…逃げるぞ!!」
「え!?う、うん!」
俺達は力の限り走った。
今日はなんて日だぁぁぁぁ!!
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