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海原彩都の激情にしおりをはさみました!
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海原彩都の激情
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テストの成績で盛り上がっている最中忍び寄る影
「おい阿久津響!今回は負けたけど次こそはお前に勝ってやるからな!」
「んあ?誰?」
響に用があるそうだったその少年は俺よりも身長が高く先輩程ではないがかなりの美少年だった。
「なっ!?…きっ貴様!僕の事を忘れたとは言わせんぞ!貴様をいずれ越えるべき存在の海原彩都をな!」
「えーと……ごめん誰?」
「なぁっ!?ほ、本当に覚えてないのか?」
「全然」
「少しも?」
「少しも。」
「ウッそ、そんなぁ…うわぁぁぁん!!アァァァサァァァ!!」
あーあ、可愛い子泣かせちゃ駄目だよ。
「っと…よしよしそんなに泣かないで下さい。あれ?貴方もしかして風様ですか?」
「はい。ってもしかして彩都って彩都くんですか?という事は貴方は執事のアーサー…」
「ウウッ…風にぃ?風にぃぃぃぃぃ!!!」
そう言うと美少年は先輩の胸に飛び込んだ
……ちょっと嫉妬した。
「うぉっと…彩都くんが進学校へ行ったというのは聞いてましたがまさかここへ来ていたとは…学校に知り合いがいるのは私にとっても嬉しいです。」
「あぁ思い出した、いっつも俺と成績がひとつ下だった彩都か。」
「うるさーい!いいか!僕は海原家の人間として常に人の上に立たなきゃいけないんだ!だから絶対お前を越えてやる!」
「ふーん、だったらまずコイツから越えないとなあ?」
「へ?」
ここに来て急に振るかね!?あぁ凄い睨んでる…けど可愛いから全然怖くない
「ほら、コイツ2位の桐野華織、まずコイツから越えないと俺にはかてねーぞ?」
「お前が桐野華織か!僕には阿久津響を越えることしか考えてないけど一応お前も越えてやる!感謝しろ!」
「いや…俺は先輩に勉強教えてもらったからこの点数だったし…だから彩都さんはもうとっくに俺のことなんか越えてるよ?前まで赤点だったから。」
「せんぱい……?」
彩都さんはこてんと首をかしげている、だから可愛いなぁ!
「あぁはい、私が彼に勉強を教えたんです。補習を受けたくないからと…」
「そうだったのか!だったら風にぃ僕にも勉強教えて!お願い!」
彩都さんは目を輝かせて先輩を見ている。
可愛いけど……
妬くよ。俺だって最近そんなことしてないのに
「失礼ですが風様と華織様はどのような関係で?」
「はい?私達は恋人ですよ?共に愛しあう仲です。ですよね♡」
なっ!?急に何を言い出すんだこの子は!!彩都さんがどんな顔するのかも分からないのに馬鹿なの!?
「///!そんなこと人前で…恥ずかしいです……」
「へぇー!風にぃ恋人できたんだ!じゃあこれから色々とよろしくね華織!」
あれ?以外とすんなりしてる…
「は、はい。よろしくおねがいします……」
「さっきはごめんね、だから普通にして!あと僕のこと普通に彩都って呼んでよ!」
「あぁ…うん、よろしくね彩都。」
新しい風が吹きこんだ様で俺達の学園生活はもっと面白くなりそうです。
「阿久津響!!僕はお前を絶対に越える!だからその時まで待ってるんだな!」
「あーはいはい。」
波乱の間違いでしょうか?
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