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朝ご飯にしおりをはさみました!
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朝ご飯
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次の日の朝
「あ。椿、口元にごはん粒ついてるよ。取ってあげる」
「ん、ありがとう。梓」
いつものことながら、椿はどこか抜けているところがある
一応、これでも人気はまあまあある声優なのだ
顔も出してるし、外を歩けば僕らのことを知ってる人だっているだろう
口元にごはん粒を付けて外に出られたら、弟の僕まで恥ずかしい思いをしなくてはならない
そういう思いも含めて世話をやいているのもあるんだけど……
なぜか、こっちを見ながら絵麻ちゃんが眉間に皺をよせていた
「どうかしたの?」
すかさず、紳士的な性格の祈織が話しかけた
弥も、あんまりご飯食べてないみたいだしと心配している
すると、何かを決心したのだろうか、彼女は口を開いた
「あ、あの……椿さんと梓さんに聞きたいことがあって」
「え? 俺たち?」
「は、はい……」
彼女は僕たち二人を交互に見つつ、続けた
「あの……椿さんと梓さんって、ど、どんな関係なんですか?」
「……ん? どんな関係って?」
……僕たちは普通に、一卵生の兄弟なんだけど?
それは周知の事実だし、もちろん彼女も知ってることだ
「……お、お付き合いしてるとか……」
……は?
そんなこと言われるなんて思ってもみなかったから、僕は……というか大半の者は思わず固まってしまった
侑介を除いて
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