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18歳以上ですか?
堪能したいにしおりをはさみました!
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堪能したい
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「ふう……ごちそうさま」
「……なんで」
「え?」
「なんで飲んだの!? 汚いって!」
「……椿のだよ? 全然そんなことないし、むしろ美味しかったよ」
「なっ…………梓、こういうコトすんの……初めて、だよね?」
「うん。女性とも無いし、男性とも。……それがどうかしたの?」
「いや……初めてしたような奴が言うセリフじゃないよな、ってさ」
「ああ……そういう演技をしたことがあるからじゃない? ……椿も、あるでしょ?」
「そりゃ、まあ……」
そう聞くとき、僕には少しの躊躇いが生まれた
椿も、仕事柄そういうシーンの演技をしたことがあるはずだ
でも……
やっぱり、好きと自覚した人にそれを聞くのは辛い
だって、いくら演技でも、いくら声だけだといっても、いま僕たちがやっていることを他の人とやっているってことだから
「梓は……まだイってないよね」
「え……ああ、うん」
考え込んでいるときに椿に話しかけられて、僕は一瞬反応が遅れた
「俺も……もーちょい、堪能したいんだよね」
「堪能?」
「……梓のカラダを」
「っ!」
もう一度、僕は椿の手によって押し倒された
その反動のまま、椿は僕の耳元まで顔を近づけ、そう囁く
嫌でも、顔が紅潮していくのがわかる
「てことで、楽しませてもらうよん♪」
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