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特別番外編『野球観戦に行ってみたら⑬』にしおりをはさみました!
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特別番外編『野球観戦に行ってみたら⑬』
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「ん…」
心地良さに目を開けると、見知らぬ天井。
横には…。
「おじさん…何、その顔」
ベッドで寝ている僕の隣には、おじさんが。
不貞腐れてる。
「…俺のめくるめく夢の夜を返せ」
「は?」
何?
「昨日、お預け食らった」
あぁ!
そういえば、お風呂で…。
「ごめんなさい」
チュッ
僕はお詫びのキスを贈った。
「いいよ…。たまには、のんびりするか~!」
おじさんはゴロリと僕をお腹の上に乗せて、満足そうに呟いた。
目が合う。
「フフフッ」
僕が笑うと、おじさんも笑う。
「フッ」
頭を優しく撫でられると、気持ち良くてうっとりしてしまう。
逞しく温かい胸に頬を寄せる。
あぁ…僕は幸せです。
☆おまけ☆
時間は遡り、前日。
海里の自宅では息子の翔がソファで野球観戦をしていた。
「くそうっ、オヤジと結斗のやつ!俺様を置いていくとは…」
ブツブツしながらも野球中継に熱くなり始めた。
「おっしゃ~!追加点~♪」
翔がご機嫌に叫んだ次の瞬間。
「ん?」
画面には観客席が映し出されて、見覚えのある顔が。
「オヤジ…」
尋常じゃない数の女の子に囲まれている姿が。
『凄く盛り上がっていますね~…』
実況放送にまで言われている。しかも驚いているようだ。
気を取り直して観戦を続けた翔だったが…。
「…何しに行ったんだ…」
イニング跨ぎに写し出された映像に、ビジョンで捕らえた観客席。
そこに、父親と幼馴染みが…。
イチャついていた。
一緒に行かなくて良かったかも…なんて思う翔だった。
〈あとがき〉
番外編お付き合い下さり、ありがとうございました。
思いの外長くなり、また更新遅くなり(リクエストお応えするのに時間も実力も伴わず)申し訳ありませんでした(>_<)
本編は、ようやく付き合う形になる二人という形から続きます。
どうぞ宜しくお願い致します(^-^)/
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