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30 優也にしおりをはさみました!
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30 優也
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テツヤにキスをし
「俺も好きだテツヤ」
そうテツヤに言うとテツヤは眠った
まさに眠り姫のように美しかった
明日にはまた目を覚まして
ナツヤ様と灰崎様と
それに子供の時遊んでたあの方達と
お話しましょう
楽しみですねテツヤ
俺はテツヤの病室で本を読むことにした
そういえばテツヤも重度の読書家だったな
ブィー
持ってきていた鞄のファスナーを開け
少し分厚い本をだす
俺がテツヤと離れる時、テツヤはこの本をくれたな
『想い合う日々』
という恋愛系の小説
この本の内容は俺たちの関係と全く同じ
男同士の禁断の恋、そして別れ、再開を誓い、日々想い続ける
まさに俺たちだった
何度読み返したのか分からない
でも読み返しても何度も読みたくなる
けど一つ違うこと
この話は偶然出会って思いだす、でも俺は最愛の人を傷つけられた状態で危険な状態で出会った
「俺が俺たちがお前の分復讐してくるからな」
俺のこの決意は変わらない、変わらせるものか
そして俺は小説を読み始めた
「そろそろ4時か」
知らぬまに時間が過ぎていた、没頭すると時間なんてすぐに過ぎていくものだな
「6時に起きるか」
俺はテツヤの病室にあるソファで仮眠をとることにした
6時
「起きるか」
最近の俺はしっかり寝ても必ず6時には起きるようになった
テツヤの綺麗な寝顔を眺め
頬を少し撫でる
7時
ナツヤ様と灰崎様が来た
ナ「どう?テツヤは」
「はい、大丈夫です」
灰「綺麗な寝顔だな」
「はい」
規則正しい寝息が聞こえる
早く起きないかな
「ナツヤ様、皆様には連絡をされましたか?」
ナ「ああ、帰って兄達に電話した、今日来るらしいよ」
「分かりました、テツヤ様早く目覚めませんかね」
俺の表情筋が緩むのが分かる
まだゆっくり眠った方がいいのだが
早くテツヤの声が聞きたい衝動に駆られる
ナツヤ様と灰崎様が来て1時間
テツヤはまだ眠ったまま
また1時間
また1時間
また1時間
また1時間
昼過ぎになってもテツヤは起きなかった
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