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月島×山口 [11] ☆にしおりをはさみました!
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月島×山口 [11] ☆
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(月島目線)
ムシャクシャする
それはもちろん昨日、
山口が菅原さんと一緒に帰ったってこともあるし
俺自身が山口に自分の気持ちを伝えれないっていう
もどかしさもある でも今日こそは言うって決めた
この関係が崩れてもいい一回だけでいいから
この気持ちを伝える 昨日そう決めたのだ
でも正直に言うと 怖い
これまで隣で笑ってくれてたのに
それが無くなると思うと怖い
悩みに悩んで五時間目の休み時間に話し掛けた
「山口」
机に座って暇そうにしてたと思ったら
「何?!今考え事してて忙し......ってツッキー!!!!!!」
えっ...い、忙しいのか、ならあとにしようかな...
「何、忙しいの？」
「い、忙しい訳ないじゃん！」
どっちなの？まあいいや忙しくないんなら
「ちょっと屋上来て」
俺はそう言うと山口に背を向け先に歩き始めた
後ろから恐る恐る
ついてきてる山口の足音が聞こえる
俺から話し掛けるってことが無いから
驚いているのだろうか
歩いている途中で違うクラスの時計が目に入った
ちょうど分針はチャイムが鳴るまで６分を指してた
次の授業までに帰ってこれるかな...
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