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嘘...だよな?にしおりをはさみました!
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嘘...だよな?
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「強引だったら俺も逃げられなくて、まだよかったのに。」
少年がぼそりと言った。
この少年の姉は腐女子なのだ。姉のBL好きに感化され、こういうことに対しての耐性がついていた。
姉ちゃんにとしては美味しいネタなんだろうなぁ。
「なんか言った?」
「いや、なんでも。てか、冗談.......だよね?」
「冗談じゃねぇーよ。早く。」
「ドッキリ大成功!とか、ビデオに撮ってみんなで馬鹿にする、とか...?」
「違うつっーの!二人だけの秘密。誰にも言うなよ。」
「普通だったら叫んで逃げられてるぞ。」
「だってお前はしてないじゃん。」
あいつの息子を目の前にしてこんな会話が繰り広げられていた。冷静な少年にもゾッとされそうだな。
「おい....マジかよ。冗談って言えよ。」
「冗談じゃねぇーって。」
あいつが頭を触ってきた。口を使えということなのか?
「粘膜同士の接触は避けたいっていうか。なんか危ないじゃん!病気とかになったら!」
「何が?大丈夫だって。」
そこで危険だって言うやついねぇよ。危険だけどしろなんて普通言わねえから。この状況自体普通じゃないけどな。
「いや、だから口では...」
「手だったら嫌じゃないってこと?じゃあヤって。ほら。」
口は拒否ったけど手ならいいってもんじゃない。口が本気でやだっただけで。いや、手もしたくないけど、どっちかって言うならまだ手の方が、でも....。
「早く。」
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